「茅原実里」とは
まず、『Paradise Lost』を歌う茅原実里がどのようなアーティストなのかについて紹介します。
声優・歌手として活躍
茅原実里(ちはらみのり)は栃木県出身の歌手であり、声優としても活動しています。
2004年にアニメ「天上天下」で声優としてデビューします。同じ年にアルバム『HEROINE』で歌手としてもデビューしますが、その後のリリースは続きませんでした。
その間も、歌手としてライブハウスでのイベントや路上ライブなどの活動を続けていました。
メインの活動となった声優では、2006年のアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』への長門有希役を演じたことで人気を確かなものとします。
そして、声優としての人気の高まりもあり、2007年にはランティスから「茅原実里」名義でのシングル『純白サンクチュアリィ』を発売します。
アニメのCDへの参加はありましたが、茅原実里名義としては約2年ぶりのリリースとなりました。
代表曲は?
もともと歌手を目指していたこともあり、その後は精力的な音楽活動を続けています。アニメとのタイアップソングも多く、人気はどんどん上昇中です。
オリジナルアルバムとしては『Contact』『Parade』『Sing All Love』『D-Formation』『NEO FANTASIA』『Innocent Age』をリリースしています。
今回紹介する『Paradise Lost』をはじめ、『TERMINATED』『優しい忘却』などが彼女の代表曲です。
2014年のデビュー10周年に発売されたベストアルバム『SANCTUARY~Minori Chihara Best Album~』には、この代表曲がすべて収録されています。
まだ彼女の音楽に触れたことがないという方は、この作品をまず聴いてみてはいかがでしょうか。
『Paradise Lost』について
次に、歌手・声優として高い人気を誇る茅原実里の代表曲『Paridese Lost』について紹介します。
2008年11月発売のシングル
『Paradise Lost』は、茅原実里の2008年11月発売のシングルです。この曲は、アニメ「喰霊-零-」のオープニングテーマに使われました。
激しくタイトなグルーヴとオーケストラを組み合わせた壮大なスケールのサウンド、そして力強い茅原実里の歌声が格好良い曲です。
このシングルのカップリングには、『勇気の鼓動』が収録されています。
アニメ『喰霊-零-』の世界観とリンク
茅原実里は、アニメ『喰霊-零-』にヒロインの土宮神楽として出演しているのです。そのような背景もあり、アニメの世界観とリンクした歌詞も『Paradise Lost』の魅力の1つとなっています。
『喰霊-零-』は瀬川はじめのマンガ『喰霊』(がれい)を原作としたアニメです。ジャンルは、妖怪・悪霊と戦う「ノンストップ放課後退魔アクション」というちょっと変わった呼び方をされています。
激しい楽曲は、アクションというジャンルを意識しているのでしょう。
アニメの雰囲気ととてもよく合っていて「オープニングがアツすぎる!」「最終回を思い出して泣ける!」など、ファンからも高い人気を誇っています。
アルバム『Parade』に収録
茅原実里の2008年11月発売のアルバム『Parade』にも、『Paradise Lost』は収録されています。
『Parade』というタイトル通り、彼女が主導となってスタッフを引っ張ることで生み出されたアルバムなのだそうです。
人の温かみが感じられる魅力的な作品に仕上がっています。
『Paradise Lost』の他にも、『Melty tale storage』『雨上がりの花よ咲け』といったシングルが収録されているボリューム満点の内容です。