ドラマ「FiVE」の主題歌「ESCAPE」で一世を風靡したMOON CHILD

MOON CHILD【ESCAPE】歌詞の意味を独自解説!この想いは届くのか?裸の太陽は今もこの胸にの画像

今回紹介するのは1997年5月28日にリリースされたMOON CHILDの「ESCAPE」。

この曲は当時の人気女優5人を主演にしたドラマ「FiVE」の主題歌になったこともあり話題を集め、バンド最大のヒット曲となりました。

バンド1999年に惜しまれつつも解散。

結成が1995年なので、わずか4年の間で結成からデビュー、メガヒットを産み出して解散までを辿ったと思うと、まさに激動といったところ。

何十年と積み上げていくバンドもあれば、彼らのように短期間にギュッと濃縮された活動ぶりを見せるバンドもある。

もちろん彼らを何十年積み上げてきたバンドと比べたって優劣は付けられません。

ヒットへの道もそれぞれ。バンドの在り方も、これが正解というのは当然ないのですね。

2019年にも再結成!

そして彼らは一度解散したと言っても、例のごとく再結成を繰り返しています。

これも根強いファンを持つ人気バンドならではですね。

活動はなかなかコンスタントにというわけにはいきませんが、次は2019年2月にライブが予定されています。

2018年11月に新たな公式サイトを立ち上げ2019年2月10日に再びDo As Infinityとの対バンライブを行うことを発表した。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/MOON_CHILD_(バンド)

1999年に解散しているMOON CHILDはもうすでに20年前のバンド。

ここに来てDo As Infinityとの対バンというのは、彼らを知らない若い人たちにもお目見えするということになりそうです。

新たな世代のファンが増えていけば新譜のリリースなんかもあったりして…なんて密かに期待してみたりします。(笑)

ちなみにDo As InfinityとMOON CHILDは事務所が同じavexという繋がり。先輩、後輩のような存在ですね。

MOON CHILDはavex初のロックバンドだったなんて話もあります。

結成当初は下北沢を中心にライヴ活動を行っていた真っ当なロックバンドだったが、なぜかポップス・ダンス系の色濃い時代のavex traxにスカウトされ、avex初のロックバンドとなる。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/MOON_CHILD_(バンド)

そう考えると彼らはavexのロックバンドとしての成功例を最初に示した存在。

Do As Infinityにも少なからず影響を与えていたのかもしれませんね。

名曲は色褪せない!

名曲とはやはり色褪せないもので、「ESCAPE」は今聴いても全く古い曲だとは思えません。

記事をきっかけに彼らを知らない世代の人にも、知っていただける一助になれれば幸いです。

スパイ映画を彷彿とさせるサウンド!サビのグッドメロディに注目

怪しげなギターフレーズから始まるイントロはスパイ映画のBGMで流れていそうな印象。

言われるとドラマ「FiVE」も犯罪組織との戦いを描いたものでしたね。

MOON CHILDはロックバンドとしてはギターも歪みが少なく、スタイリッシュなサウンド。

その分下で粘っこくうごめくベースの音色も引き立ち、よりグルーヴィに。

ボーカル、佐々木もそのサウンドに応えるようにセクシーに歌い上げます。

サビの裏声を交えた部分は本当にグッドメロディ。

当時カラオケでよく歌ったなーなんて人も多いのではないでしょうか。

楽曲を聴いていただいたところでこの記事の本題。歌詞の解釈に入っていきましょう。

その内容も楽曲に準じたスパイ映画を彷彿とさせるようなものになっていますよ!

命懸けの日々を送る主人公…その理由は?

綱渡りのevery day
過ぎゆく日々の背に
唾吐きすり抜けてrunaway

出典: ESCAPE/作詞:佐々木収 作曲:佐々木収

この部分は、主人公が命懸けの日々を送っていることを物語っていますね。

具体的な描写はないので妄想になりますが、まさに巨悪に立ち向かうスパイのようなイメージでしょうか。

そして危険を冒すギリギリの日々に対して主人公は「クソ食らえ」のような感情を持っている様子。

好き好んで危険を冒す人など居ませんが、それにしてもこの態度は正義の味方とはまた別の印象を受けます。

「ESCAPE」というタイトルから察するに、彼は巨悪から追われる身なのではないでしょうか。

大切な人の存在