今は信じない 果てのない悲しみを

太陽を見ていた 地面に立ち竦んだまま

それでも僕は 空を飛ぼうと

夢を見て 朝を繋いでいく

全て受け止めて 一緒に笑おうか

出典: https://twitter.com/jrock_bot_kashi/status/906922940104454144?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=https%3A%2F%2Fotokake.com%2Feditor%2Fedit%2F1873

ここでようやく信じない、否定しているものは何なのかがわかってきます。それは”果てのない悲しみ”。今はもがき苦しんでいるけれど、いつかきっと必ず、シャングリラに到達してやる。この悲しみもいつかは終わりが来るんだ、という、今現在もがき苦しんでいる人への励ましのエールを送るメッセージソングなのです。

2番目歌い出し

いよいよ歌詞は2番目に突入。よりメッセージ性は強くなっていきます。

テールライトに導かれて 僕らは歩いたハイウェイの上を
気がつけば背負わされていた 重たい荷物を捨てられずに

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l0376c4.html

誰のせいにもできないんだ 終わりにしようよ後悔の歌は
遠くで光る街明かりに さよならをして前を向こう

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l0376c4.html

貶されようと 馬鹿にされようと
君が僕を見つめてくれるなら
キラキラ光った パチパチ弾いた
魔法だって使えるような

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l0376c4.html

2番のサビ

今は信じない 残酷な結末なんて
僕らアンビリーバーズ 何度でも這い上がっていく
風が吹くんだ どこへいこうと 繋いだ足跡の向こうへと
まだ終わらない旅が 無事であるように

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l0376c4.html

ここでは”残酷な結末”を信じないと言って、堂々とアンビリーバーズ宣言をしています。ここでのこの「アンビリーバーズ」は決して、何物も信じるものがないという意味ではありません。

自分が、あるいは自分たちが例えどんなに悲惨な未来が待っているよなんて人に言われたところで、神様に言われたって、そんなこと信じない。

たとえ自分たち以外の全ての人がそう言ったって、それを全部覆してやる。そういう困難をひっくり返す不屈の闘志、意気込みが感じられます。

光は信仰と共に消えりぬ

そうかそれが光ならば そんなもの要らないよ僕は
こうしてちゃんと生きてるから 心配いらないよ
帰る場所も無く僕らは ずっと向こうまで逃げるんだ
どんな場所へ辿り着こうと ゲラゲラ笑ってやろうぜ

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l0376c4.html

誰かが決めた「これが光だ」なんてものは要らない。そんなの光じゃない。そんなの信じない。それよりもこの困難、どこまでも逃げて、どこにたどり着くかはわからないけれど、絶対に自分なりの光を見つけてやるんだ、という意味だと思いますが、ある意味、反骨精神の塊のようなフレーズですね。

 

今は信じない 果てのない悲しみを
太陽を見ていた 地面に立ちすくんだまま
それでも僕ら 空を飛ぼうと 夢を見て朝を繋いでいく
全て受け止めて一緒に笑おうか

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l0376c4.html

歌詞のまとめ

前提として、どうやら置かれている状況がとっても困難だということがわかります。周りはとやかく言うし、傷もつけてくるし、狼とも怪物とも取れる扱いをしてくる。そして絶望的な未来を提示される。こうあらねばならぬと、常識を押し付けてくる。その常識こそが福音の光なのだと押し付けてくる。

しかしそれらがさらに主人公を困難に陥れる。それでも僕は希望を絶対に失わない。絶対にそんな悲劇的な未来なんて信じない。どんな困難もいくらでも立ち上がって克服するんだ。

こうしてみると、アンビリーバーズは何に対して信じないのか?それは、そういった世の常識なのでないかと思います。そしてその常識から導き出される悲劇的な結末、これを絶対に信じずに突破口を見出してやる!なんとまあ、超ポジティブな歌詞であり、世界観なのでしょう。

やはりこれは、半分引き篭りのような生活をして、それでも自分なりのやり方で成功してきた米津だからこそ書ける、ある意味等身大の歌詞なのではないかと思います。

音楽ライブ情報

米津玄師のシングル「アンビリーバーズ」の歌詞に迫る!音楽ライブ情報ありの画像

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