この楽曲は、いわゆるBメロのない楽曲です。

Aメロを繰り返す分、シンプルな構成で楽曲が展開していきます。

しかし、サビに入る前に新たなオンコードが出てきます。

コードの中で一番低い音が「G→F→E→D」のように、だんだんと低くなっていきます。

これを「クリシェ」と言います。

クリシェとは、コード進行の中である特定の音を上げたり、下げたりして、コードに変化を付けていく手法のことです。

サビ前のこのクリシェに注意しましょう。

Am D  G   C GonB
夢じゃない孤りじゃない

Am Dm G C
君がそばにいる限り

Am D G C GonB Am Dm
いびつなカで      守りたい

 G  C/Am D7onF#/G/
どこまでも

出典: 夢じゃない/作詞:草野正宗 作曲:草野正宗

そして、サビです。

サビのコードは、マイナーコードから入り、寂しげな雰囲気を醸し出しています

オンコードも多いわけではなく、シンプルにメロディーを聴かせてくる進行になっています。

そして、最後は「F#→G」とコードが上がっていき、寂しげな雰囲気から脱してAメロに再び展開していきます。

また、この楽曲は、一貫してこのAメロとサビのみのコード進行で構成されているので、今回は他のセクションの解説は省略させていただきます。

最後に

【夢じゃない/スピッツ】人形が主人公のMVの意味とは?!ストーリーを徹底解説!コード譜も掲載!の画像

寂しげな雰囲気を伝える

いかがでしたか?

「夢じゃない」は、MVもコードもどこか寂しげな印象を受ける楽曲になっていました。

歌詞はもちろんのこと、MVやコードからもその楽曲の世界を届けるのが、アーティストの仕事です。

それを顕著に表したのが、この1曲ではないでしょうか。

そんなスピッツの「夢じゃない」。

ぜひチェックしてみてください。

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