マティーニのジンで
カラダもジンジン
朝まで火を噴くタフなエンジン
ココロがスウィングして
カラダもスウィングスウィング
その気にさせる君からのウィンク
出典: APAP/作詞:CLIEVY・KEEN 作曲:CLIEVY・KEEN
語呂合わせの歌詞が遊び心に溢れています。
「主役はU」
一歩前に踏み出す勇気をくれる
これもC&K節が爆発全開するヘビーなアップテンポのナンバーです。
UはYouのこと。
歌詞はやたらと挑発的な言葉が目立ちますが、ちょっとニュアンスが違います。
憶する自分を主役は君だから前に踏み出せと後押ししてくれるような内容です。
Are you ready? (Yes! I'm ready!!!)
己の限界 (見たくはないか)
Don't worry (Yes! I'm OK!!!)
滝登る鯉は (やがては龍!!!)
さあ!たった今から披露しよう (男の中の男ってとこ)
148km/hで豪快に相手をK.O!!!
出典: 主役はU/作詞:CLIEVY・KEEN 作曲:CLIEVY・KEEN
「Y」
C&K渾身のバラード
1曲目から元気なナンバーが続いたこのアルバムは、この曲からがらりと雰囲気が変わります。
ただし、ライブでは前年から歌われており、ファンにとってはお馴染みの曲でした。
アルバム「55」のコアになるナンバーで、C&Kはこの曲で紅白出場を目指したのですが。
スパーハイトーンボイスCLIEVYさんの魅力が全開する珠玉のラブバラードです。
恋人との死別を窺わせる歌詞は発売当時にさまざまな解釈を巻き起こしました。
C&K最高のバラードと評する声も決して間違いではないでしょう。
MVは桜並木で撮影されています。
桜は出会いと別れの象徴で、この曲の歌詞にしっくりきます。
「ヒカリトカゲ」
恋の板挟みを歌ったラブバラード
「55」の前年にリリースされた14枚目のシングル。
誰かに恋することの喜びと打ち明けられない苦しみという板挟みの気持ちを歌ったラブソング。
二つに引き裂かれた心の葛藤がスローバラードのメロディに乗せて淡々と語られていきます。
この両極端な気持ちを光と影にたとえているわけです。
最後に諦めることで自分の気持ちに区切りをつけようとします。
でもそれ自体が何かを引きずっていると言えます。
歌詞の最後をご覧ください。
離れた君の住む街で見つけたヒカリトカゲ
想いが何度途切れても再生する(なおせる)僕はトカゲ
出典: ヒカリトカゲ/作詞:CLIEVY 作曲CLIEVY
ヒカリトカゲは光と影。
トカゲのシッポは切れてもまた生えてきます(再生)。
ヒカリトカゲをトカゲに重ねるために曲のタイトルがカタカナになっているわけです。
それに加えて、トカゲは夢占いでプラスとマイナスを象徴する意味があります。
興味のある方は調べてみてください。
歌詞がこの言葉で締めくくられていることに深い意味が見いだせるでしょう。