危ういほどの純情

DISH//【へんてこ】歌詞を徹底解釈!やっぱり恋じゃない?「へんてこ」と表現した気持ちに迫る!の画像

恋と表現するにはあまりに淡い気持ちを歌った、DISH//『へんてこ』。

初対面のはずなのに、なぜか初めて会った気がしない。

そんな出会いをしたことはありますか?

ずっと前から相手のことを知っていたような、相手も自分のことを知っているような……。

懐かしいのに、新しい。

このへんてこな気持ちを、恋と呼んでもいいのだろうか。

そんな危ういほどの純情が、瑞々しく描かれています。

日常の中にある奇跡

MVでは、DISH//メンバーの自然体な姿を見ることができます。

メンバー同士で笑いあうシーンなど、見ていて温かい気持ちになりますね。

『へんてこ』で歌われている出会いは、ありふれた日々の中で起こった小さな奇跡。

その世界観に合わせて、MVも何の変哲もない日常がテーマになっているようです。

平凡な生活の中に、特別な出会いがある。

DISH//メンバーの出会いも、きっと特別な出会いだったのでしょう。

彼らの裏のない笑顔に、メンバー間の絆を感じることができます。

ずっと一緒にいたいと思える人に出会えた。

それは恋であっても恋でなくても、人生を変える運命の出会いなのでしょうね。

言葉にできない気持ち

この曲を作詞したのは、シンガーソングライターあいみょん

温もりを感じさせる言葉のひとつひとつに、あいみょんのオンリーワンの才能を感じます。

私たちが普段、言葉にできないでいる繊細な感情。

それがこの曲では、明確な形を持って、私たちの前に姿を現してくれます。

自分の心の中にも、この曲にあるような曖昧な気持ちが存在している。

そんな風に感じる人もきっと多いことでしょう。

運命の出会い

引きずり倒した過去の恋が
また同じような恋を連れてきた
頭の先に走る刺激

出典: へんてこ/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

この曲の主人公は、どうやら未練を残したまま失恋してしまった様子です。

諦めたくても、諦めきれない。

失恋からなかなか立ち直れずにいた主人公ですが、ある出会いによって自分を変えるきっかけが生まれます。

失恋の痛みを癒すのは、やはり新しい恋。

それは運命を感じさせるほど素敵な出会いだったようで、主人公の脳内に衝撃が走ります。

まるで、前の恋を初めからやり直しているみたいだ。

主人公はそんなことを思っているのかもしれません。

夢じゃないよな?

息を飲んで 目を開いた
平常心は保てそうにもない
今って夢じゃないよな?

出典: へんてこ/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん

ここの歌詞で描かれているのは、運命の出会いに主人公が言葉を失っている様子です。

思わず夢なのではないかと疑ったのは、きっと相手が知っている人だったから。

もしくは、知っているような気がしただけだったのかも。

どちらにしても、主人公はこの出会いに確かな運命を感じました。

相手の顔を見た瞬間、胸がドキドキして、心がざわついた。

この気持ちは、過去の恋でも経験したものだったのでしょう。

だから尚更、終わってしまった恋を思い出さずにはいられないのかもしれません。

主人公にとっては、二度目の運命。

そしてそれには、過去の運命を超えるほどの衝撃があったようです。

心がざわついた

主人公が運命の君と出会ったときに感じた香り。

それが、主人公の心をざわつかせたようです。

もう止められない!

現実と理想は正反対
退屈と憂鬱のその差はなんだい?
ただもう 僕は止められない!

出典: へんてこ/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん