バックストリート・ボーイズ【シェイプ・オブ・マイ・ハート】歌詞を和訳して解釈！君に何を望んでいるの？

2001年に日本での初公演を行い、東京、名古屋、大阪の3大ドームを制覇した『バックストリート・ボーイズ』。

その後も日本での人気は衰えることなく、現在に至るまで数々の公演を行っています。

元祖ボーイズグループの先駆けとして歴史を築いたといっても過言ではないでしょう。

そんな『バックストリート・ボーイズ』の名曲の中から、今回はこちらをセレクトしてみました。

タイトルは【シェイプ・オブ・マイ・ハート（Shape of my heart）】です。

直訳すると「私の心の形」となりますね。

主人公の心の中を綴った曲だと予想できますが、一体どんな気持ちが表現されているのでしょうか。

歌詞の和訳と共に、解説もしてみたいと思います。

最後までお楽しみください。

今回ご紹介する本楽曲は『バックストリート・ボーイズ』の4枚目のアルバム『BLACK＆BLUE』収録曲。

さらにはこのアルバムのリード曲としてCMやラジオでも頻繁にプロモーションされていました。

どこか聴き覚えのある方もいるのではないでしょうか。

日本ではJALのCMソングとしても起用されていました。

さらにとても興味深いリサーチをしているサイトがありましたので、下記にご紹介します。

このサイトでは、【シェイプ・オブ・マイ・ハート】が結婚式でどのように使われているかを分析しています。

面白いことに、結婚式のシーンでもお色直し退場でもっとも流されたそうですよ。

このことからも、幸せに向かう恋愛ソングとしてふさわしい曲だというのがわかりますね。

それでは、次の章からは気になる歌詞に迫っていきたいと思います。

【和訳】

ねえ、どうか僕を許してくれないか

このままここにいて、その光を消さないで

もしだんだんと僕が弱ってしまっても、拒まないで抱きしめて

こんな風になってしまった僕を救えるのは君だけなんだ

【解説】

冒頭から「許して欲しい」という自分の罪を認めている主人公の気持ちが感じられます。

自分を“こんな風に”と表現していますが、一体どんな風になってしまったのか気になりますね。

そして、何故主人公は自分を救えるのは君だけだと思っているのでしょうか。

ここから伝わってくるのは、君がいれば僕はやり直せる、そんな藁にもすがる気持ちです。

罪の意識を感じて「許して」という主人公は、何をしてしまったのでしょう。

先の歌詞を読み進めていくと、答えがわかるかもしれません。 

【和訳】

今まで僕がやってきたことを振り返ってみる

僕は誰かになろうとしていたんだ

そして自分の役割を果たしたつもりで、君を暗闇の中に閉じ込めていた

だから今、僕の本心を君に伝えたい

【解説】

私たちは何かきっかけがあったときに過去の自分の行いを振り返ります。

その多くは、何かがうまくいかなくなった時だったりするのではないでしょうか。

主人公も同じで、君との関係に陰りが見えてきた時、自分の行いを振り返ったのだと思います。

そして気づいたのです。今までの自分は偽りの自分だったと。

好きな人に良く思われようと、本来の自分を隠して繕うことは誰にでも経験があるでしょう。

２行目の歌詞はそういう意味なのではないでしょうか。

自分自身に自信がなかったり、嫌われたくなくて、敢えて違う自分を演じてみる。

しかしそのことが実は相手を傷つけてしまうこともあるのです。

ただ主人公が気づいたのは自分の過ちだけではありませんでした。

それを正す術も自分なりに見つけたのです。

それが最終行で綴られおり、タイトルにもなっている「心の形」。

つまりは“本当の気持ち”、“本心”という意味と捉えることができますね。