自分の未来なんて、どれだけ生きてもわからないもの。

けれど自分の行い1つで、進んで行きたい未来を描くことはできるのです。

自分の未来を描くことも忘れ、ただ降りかかる未来を享受するだけの生き方はもうやめましょう。

光や希望なんて、そんな漠然とした荘厳な未来でなくても良いのです。

身の丈にあった、さながら闇の中に光る蛍光ペンのインクのような未来

そんなものでもいいのです、燦然と輝いている光景が目の前に浮かんでくるのではないでしょうか。

未来を変えるには、0m距離の自分の世界をまずは変えなければいけません。

世界に革命を起こす為には、まず自分に革命を起こさなければ

環境や他人は変えられません、変えられるのは自分だけなのですから。

MOROHAの戦う相手とは?

音楽をジャンルで語るな!

ヒップホップもロックもジャンルじゃない
それは魂の名前だ ギターが一本マイクが一本
俺等は俺等の道を行くだけ
俺は生きているって感じていたい
俺はここにいるってわかって欲しい
居場所はいつまでも原点
その点をでかくして行くだけ

出典: 革命/作詞:アフロ 作曲:UK

アフロは、音楽をジャンルで語るのはナンセンスだと語ります。

魂の通う音楽であれば、彼にとってそれは戦うべき相手となるのです。

その言葉の通り、MOROHAの対バン相手は実に幅広いジャンルのアーティストばかり。

時に彼らはアイドルとも刺し違える覚悟を持って戦いに挑んでいます。

1度目のメジャーデビューから10年経った今でも、初期の頃から彼らの姿勢は全くぶれていません。

それは彼らのこれまでの音楽を聴いて頂ければお分かりいただけることかと思います。

MOROHAが戦っている相手は、今までもこれからも魂の通う音楽を作るアーティストたち。

そして同時にその戦いは常に、気を抜くと弱気になってしまう己との戦いでもあるのです。

MOROHAにしか、歌えないものがある

悔しさの跡地で笑え
悲しい事さえロマンでうたえ
全ての事がうまく行くよりも劇的じゃねぇか そっちの方が
一回二回負けた位で折れちまうプライドならもう捨てた
勇気や希望笑わない勇気
それだけが俺らを運ぶぜ

出典: 革命/作詞:アフロ 作曲:UK

成功しか知らない人間より、失敗も成功も知る人間の人生。

壮絶な苦しみや血の滲む程の悔しさを知る人間にしか、歌えない歌があるのです。

けれど、人間だれしも格好悪いところは人には見せたくないことでしょう。

ですが、そんな決意では生ぬるいとアフロは歌います。

自分が本当に成し遂げたい事は何か、胸に手を当てて考えてみて下さい。

それを成し遂げる為に、誰かに見られて格好悪い、という気持ちは必要なものですか?

自分の本当の目的を、目の前の事に囚われて見失わないように。

数多の修羅場をくぐり抜けてきたMOROHAだからこそ歌える、重みのあるメッセージです。

何かに夢中になれる人とは

本当に恥ずかしいことって?

MOROHA【革命】歌詞の意味を考察!蛍光ペンで何をしたいの?描き殴ることで吐き出そうとした葛藤とはの画像

今まで恥ずかしかった事
夢や希望 真顔で語った事
今まで恥ずかしかった事
あいつ痛い寒いと言われた事
今まで恥ずかしかった事
身の程を知れって言われた事
何より恥ずかしかった事
それを恥ずかしいと思った事

出典: 革命/作詞:アフロ 作曲:UK

たくさんの悔しさを重ね、たくさんの恥をかいてきました。

人間数十年も生きていれば、そんな経験はごまんとあることでしょう。

そんな中で、一生懸命なことを笑われた経験を持つ人もきっといるかと思います。

一生懸命なことを笑われて恥ずかしい、そんな気持ちを持ったことだってあるはずです。

ですがよく考えてみて下さい、一生懸命やることの何が恥ずかしいのでしょうか

見た目が滑稽だとか現実的ではないとか、一生懸命やっていることの中身を見ずに笑う人がほとんどです。

MOROHAは、一生懸命な人のことを笑いません。

それを笑うことが、人として何より恥ずかしいことだと知っているからです。

恥ずかしいうちはまだまだ半人前!

馬鹿にされない位に馬鹿になりたいよ
毎日毎晩 夢中でやってる
青タンこさえて綴る生活に誰にも何も言わせやしないと
暇さえあれば種を蒔いて 暇が無くたって水をやった
マイペースじゃ間に合う筈がねぇ
だから癒しやゆとりの逆へ 逆へ
逆境は最高の御馳走だ
並ぶ白い目に頬っぺが落ちそうだ
焦りや葛藤 今日もありがとう
溜息後のヤバイをよこせよ
自信 確信ある筈もねぇ だけど いやだからこそ
半信半疑を半殺すのさ それだけの日々を情熱と呼ぶ

出典: 革命/作詞:アフロ 作曲:UK

一生懸命やっていることを笑われた。

それを恥ずかしいと感じているうちはまだ半人前だとアフロは語ります。

本当に一生懸命な人は、笑われていることにすら気付きません

人の事を気にする暇がないくらいに、自分に夢中になっているのですから。

そのような人の事を歌の中では『馬鹿』と呼んでいますが、この『馬鹿』は最高の誉め言葉でしょう。

それだけの熱を持って何か物事に取り組む人の姿は、時として狂気染みた雰囲気すら感じさせます。

その狂気染みた雰囲気こそ、多くの人が『情熱』と呼ぶものなのではないでしょうか。

そんな情熱を持った人に惹かれる、という人間もこの世には多いですね。

あなたは、自分の好きなことや一生懸命なことに、こんな『情熱』を持って日々取り組めていますか?

歌詞のメッセージ性をより際立たせる動画もチェック!