Mr.Children初期のアルバム収録曲!

【星になれたら/Mr.Children】聴くと心がすっと軽くなると話題の歌詞の意味を徹底解釈♪の画像

「星になれたら」は、意外なことにシングルでもなく、カップリング曲でもありません。

1992年12月1日リリースの2ndアルバム「Kind of Love」の9曲目に収録されています。

後にベストアルバムMr.Children 19921995にも収められました。

「Kind of Love」には、同時発売の2ndシングル「抱きしめたい」はもちろん、ファンの間では隠れた名曲として名高い「車の中でかくれてキスをしよう」も収録されていて、Mr.Childrenの初期を代表する曲がギュッと詰まったアルバムです。

作曲:寺岡呼人ってどんな人?

Mr.Childrenの作品では、ボーカルの桜井さんが作詞作曲を手がけることが多いようです。

また、作詞は桜井さん、作曲は他のメンバーやプロデューサーの小林武史さんというパターンもあります。

しかしこの「星になれたら」は、作詞は桜井さん、作曲は寺岡呼人さんです。

Mr.Childrenメンバーではない「寺岡呼人」という人は、一体どんな人なのでしょうか?

JUN SKY WALKER(S)のベーシストだった!

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寺岡呼人さんは、JUN SKY WALKER(S)のベーシストとして活躍しています(通称:ジュンスカ、J(S)W)。

ジュンスカは1980年代後半から1990年代に巻き起こったバンドブームの中で、人気絶頂だったバンドのひとつです。

代表曲として「すてきな夜空」「白いクリスマス」「START」「Let's Go ヒバリヒルズ」などがあります。

1997年1月に惜しまれながら解散しましたが、2007年9月に再結成しました。

ソロツアーにデビュー前の桜井さんを呼んだことがきっかけ!

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1993年9月にジュンスカを脱退した後、ソロ活動や他のミュージシャンへの楽曲提供、またゆず」のプロデュースなど、多方面でその才能を発揮。

1991年、ジュンスカの活動がオフのときに行ったソロツアーに、Mr.Childrenとしてメジャーデビューする前の桜井さんをバックメンバーとして呼んだことがきっかけで交流が生まれ、「星になれたら」の作曲を手がけたと言われています。

「星になれたら」の歌詞を徹底解釈!

数あるMr.Childrenの曲の中でも、特に「励まされる」「心が軽くなる」という声が多いこの曲。

気になる歌詞の内容について、徹底解釈します!

夢を叶えるために街を出る

この街を出て行く事に
決めたのは いつか 君と
話した夢の 続きが今も
捨て切れないから

出典: http://j-lyric.net/artist/a001c7a/l006d6f.html

歌い出しの部分では、主人公が「どうしても叶えたい夢」を持っていることがわかります。

その夢を叶えるためには、住み慣れた街を出て行かなければならないようです。

たとえば進学や就職などで、生まれ育った故郷から離れた場所で暮らすケースを考えると、より感情移入しやすいかもしれません。

キャンセルできない片道切符

こっそり出ていくよ
だけど負け犬じゃない
もうキャンセルもできない

出典: https://twitter.com/mrcildren_0308/status/692362500348735489

「こっそり出て行くけど、負け犬ではない」というフレーズからは、街を出て行くことについて主人公が「逃げ」ではなく「挑戦」だと考えていることが読み取れます。

そして手にしているのは、キャンセルできない片道切符。

後戻りができない状態に自分を追い込み、相当な覚悟を決めている様子がわかります。