結果は道すがらでは出てこない
君はいろいろ考えているけど、今が現実だ
人生でゆっくりしている暇はないよ
顔を上げているのが一番いい
抽象的で、少し難しい歌詞ですね。
頑張っている人への応援歌は、他のアーティストも良く歌うジャンルです。
しかし、夢へ挑戦することの厳しさを歌っている曲は多くありません。
「半端な気持ちで夢を見るなよ」といった、彼女たちからのメッセージが伝わってきます。
またここでは「up」を「顔を上げて」と訳していますが、別の意味があるかもしれません。
IZ*ONEの曲には「Up」という曲が存在しており、そちらでも空について歌われています。
歌の内容は「空高く舞い上がって視点を変えれば、そこには美しい風景が広がっている」といったものです。
「UP」のような考え方を持って生きていくことが大切なんだと、この曲は歌っているのかもしれません。
夢の素晴らしさ
Finally, blue will fill up the sky
Sun's gonna shine
So will tomorrow
出典: Tomorrow /作詞:秋元康 作曲:GRP,NIYA
ついに、夜が明けて空一面が青色に染まる
太陽は輝き出すだろう
もうじき明日だ
先ほどの歌詞が夢の辛さを語っていたのに対し、こちらは夢を叶える素晴らしさを歌っています。
辛い時期を抜けたその先には、夢を叶えた人にしか見えない夜明けが待っています。
藍色がかった青色の空と、地平線から顔を覗かせる太陽。
まさに夢が叶った瞬間は、心の中に同じような風景が広がるのでしょう。
心を覆い尽くしていた不安が、徐々に晴れ渡っていくのを彼女たちは感じています。
今までの努力が報われていく瞬間です。
夢は続いていく
Sadness don't last forever
Spread out your arms
Riding the sky babe
出典: Tomorrow /作詞:秋元康 作曲:GRP,NIYA
悲しみは永遠には続かない
手を広げよう
さあ、空に乗っていこうぜ
手を広げているのは、彼女たちが苦しい時代から解放されたことを表しています。
伸び伸びと全身で、陽の光を浴びている様子が目に浮かびますね。
今までの歌詞では太陽=結果(夢が叶う)として扱ってきました。
そして目標を達成した彼女たちですが、これからどうしていくのでしょうか?
答えは歌詞の3段目にあります。
「空に乗る」は「空にまたがる」と解釈してもいいかもしれません。
空にまたがるとは、空に虹をかけるという意味でしょう。
「太陽が昇ったらなら、次は虹をかけてやろうぜ」と新たな目標を掲げています。
どこまでもストイックに夢を追いかけていく大切さを、英語の部分では歌っていたのですね。
太陽はまた昇る
IZ*ONEの優しさが沁みる
簡単にはうまくいかない
わかってるだろう?
もう少し努力しなきゃ始まらないよ
出典: Tomorrow /作詞:秋元康 作曲:GRP,NIYA
ここはある意味、先ほどの英語の歌詞を要約した部分ともいえるでしょう。
少し努力をしたところで、それは自己満足を得るだけです。
自分を追い込むつもりで努力していかないと、結果には結びつきません。
しかし、「もっと努力しろ」とは歌わないところがIZ*ONEの優しさです。
「私たちと一緒に、もう少しだけ頑張ってみようよ」と、こちらの目線で語りかけています。
現在進行形で夢を叶えているIZ*ONEのメンバーだからこそ、その辛さと達成感が分かるのでしょう。
彼女たちの言葉には説得力がありますね。
生まれ変わる
Tomorrow
今日一日が どんな絶望の日でも
終わりは来るのさ
夕陽が沈んで 星が輝き(Starlight)
Wow 新しい(Day comes)
Wow 夜(よ)が明けて(The dawn breaks)
Wow 生まれ変わる
人は誰も永遠に
We're challenger
出典: Tomorrow /作詞:秋元康 作曲:GRP,NIYA
歌詞中の「The dawn breaks」は「夜が明ける」と訳します。
仕事や勉強、スポーツと人それぞれに辛い時間はやってきます。
心が折れそうになる日も1日や2日では、済まないかもしれません。
しかしどんな辛い日を過ごしても、夜が来て太陽が昇れば終わります。
辛いことがあったなら、思いっきり泣いて下さい。
涙が零れ落ちる夜があっても、誰も責めません。
泣いて、寝て、気持ちをリセットしたら、明日は今日よりも良い一日になるはずです。
IZ*ONE【Tomorrow】のまとめ
IZ*ONEの「Tomorrow」は夢を叶える苦しみと素晴らしさが歌われていました。
その中でもフォーカスされていたのは、苦しいときの乗り越え方です。
どんな人にも必ず夜が来れば、夜明けがあります。
それが分かっていれば、どんな苦しいことがあっても乗り越えることができそうと思えてきますね。
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