恋が積もっていく

フワリ 恋が積もっていく
遠くで眺めているだけの儚い想い
まだ僕に 勇気があったらなぁ
そう わかっている 臆病になってすくんでいたら
ゴールはないって事

出典: 青春/作詞:大橋卓弥・常田真太郎 作曲:大橋卓弥・常田真太郎

もう1度アタックするのかと思いきや、主人公はかなり及び腰。

彼は一度、告白が失敗に終わっていることで、なかなか行動を起こすことができないようです。

なけなしの勇気はあの時に使い果たしてしまったのだとでも言いたげ。

そんな彼も心の中では「このままではいけない」とは自覚しています。

「求めよさらば与えられん」という言葉がありますが、そもそも「求める」ことすらしていないのであれば、手に入るはずもないのです。

じれったい気持ちになってしまいますが、果たして彼は行動を起こすことができるでしょうか。

一緒に過ごす日々もあとわずか

時間は待ってくれない

同じ教室で 過ごす日々もあとわずか
そしてそれぞれの道へ進んでいく

動きたいけど動けない 焦って抉らせているようだ
それでも季節は無情に過ぎていく

出典: 青春/作詞:大橋卓弥・常田真太郎 作曲:大橋卓弥・常田真太郎

主人公と「君」はどうやらクラスメイトのようです。

だとすれば毎日生殺しの状態でいるのでしょうか。辛いですね。

振られていることもあって気まずい関係なのかも。と思いましたが、歌詞から考えると「君」と主人公の関係はそんなに悪くないように思えます。

もし告白後に口もきかないような関係になってしまっていたなら、もう一度アタックしようという考えも生まれて来にくいからです。

卒業を間近に控え、主人公の気持ちは「どうしよう」と追い詰められていくような状態…

それでも踏み切れないのには色んな理由があるようです。

このままじゃダメだ

キラリ 光が差し込んで
ほんの少しだけ僕にチャンスをくれたらな
このまんま ただのクラスメイトなら
そう きっと君の青春の1ページにも
残りはしないだろう

旅立ちを祝う歌 思い出は走馬灯 迫る最後の時
繋げなかった手 見つめて やり残したことが まだ、僕にはある

出典: 青春/作詞:大橋卓弥・常田真太郎 作曲:大橋卓弥・常田真太郎

主人公と「君」は良くも悪くもクラスメイトの関係。

告白で一番怖いのは、元の関係が壊れてしまうのではないかということ。

前回の告白は振られはしたものの、関係性は壊れなかったようです。

でも特別な関係にはなれず、「君」には 記憶には残らないような存在のまま。

「それは嫌だ」と「僕」は思っているというわけですね。

卒業という節目に告白したのなら、せめて「君」の心に自分のことが思い出として残るのかも。

それが主人公にとっての「光」ということなのでしょう。

いよいよ卒業の時が近づいてきました。

過去にMV同様に相手とさりげなく手を繋ごうとしたのでしょうか。

不意にそれを思い出した主人公は、今度こそ…と自分を奮い立たせます。

勇気を振り絞って!

君の元へ走る

フワリ 花びら舞っている
淀みなく澄み渡った空 逸る風
僕は今 君のもとへ走る
この胸に積もった想いを伝えよう
また砕けたって 勇気を振り絞って!

出典: 青春/作詞:大橋卓弥・常田真太郎 作曲:大橋卓弥・常田真太郎

ここでは主人公の高揚した気持ちが情景として表されています。

いかにも爽やかな「THE 青春」といった景色ですね。

迷いが消えた主人公は、結果を恐れずに告白することを決めました。

そうと決まれば今すぐに!とでもいったように駆け出していく様子が微笑ましいですね。

彼の恋は見事、実るでしょうか。成功を祈りましょう。

最後に

卒業を前に自分の気持ちを告白しようかどうか悩む曲