「EYES, NOSE, LIPS」とは?

EYES, NOSE, LIPS(JPN Ver.)/SOL(from BIGBANG)の歌詞を解釈の画像

今や世界的に有名な韓国の男性グループ「BIGBANG」。

そのメンバーであるSOLのソロ楽曲「EYES, NOSE, LIPS」は韓国語でのリリースにも関わらず大ヒットしました。

なんと現在YouTubeでは1億2千万回再生を記録。

SOL自身の別れた彼女への実体験を題材に制作された「EYES, NOSE, LIPS」の切ない歌詞は多くの共感を生みました。

そして、この素晴らしい楽曲はなんと日本語バージョンもリリースされ、それも大ヒットを記録。

「EYES, NOSE, LIPS」は和訳すると「目、鼻、口」というタイトル。

別れた彼女の表情を思い出す様をこの「目、鼻、口」という具体的な言葉で表現しています。

通常、外国の言語を和訳すると不自然な意味合いになることが多いと思います。

しかしながらこの楽曲は違う!

日本語であってもその細かいニュアンスや表現は美しいです。

言語を越えた「EYES, NOSE, LIPS」の素晴らしさを今回はご紹介していきます!

まずはMVをチェック

残念ながらMVは韓国語Verしか制作されていないのですが、曲の美しさを十分味わうことができます。

韓国語特有の英語に近い発声は、通常の日本語には見られない独特な表現力を生んでいて面白いですよ。

ぜひご覧ください!

ピアノの音色から始まるうっとりするバラード

ダンスグループのイメージを覆す、印象的な始まり方ですね。

アップテンポな曲では味わうことのできないSOLの歌唱力を味わうことができる素敵なアレンジだと思います。

時折入るかすれそうな感じ、優しい響き、そして力強くも耳に馴染む歌声…どれもが完成されていますね。

韓国語を理解できなくても「苦しそうな声」「切なそうな声」など使い分けているのが感じ取れます。

それでは今度は日本語Verも見ていきましょう。

美しく儚い歌詞の世界観を紐解いていきます!

切ない別れの場面から曲は始まる

EYES, NOSE, LIPS(JPN Ver.)/SOL(from BIGBANG)の歌詞を解釈の画像

彼女との別れを受け入れる

ごめんごめんって
Baby もう言わないで
情熱に染まる その唇で
早く殺して
僕なら大丈夫だよ
でも最後に見つめてよ
君に会いたい そんな時に
その笑顔をそっと描けるように

出典: EYES, NOSE, LIPS/作詞:Teddy , 태양/テヤン 作曲:Teddy , DEE. P , Rebecca Johnson

ここはおそらく別れの場面だと思います。

彼女は何度も謝りながら何かを渋っているようですね。

情熱の色は赤。

つまり愛しい彼女の赤い唇のことを指しています。

「殺して」は「別れを告げて」という意味ではないでしょうか?

そして、別れても愛しの彼女を思い出せるように姿を焼き付けます。

潔く別れを受け入れつつも心の痛みを感じる歌詞ですね。

こんなことをしてしまったら後で苦しくなることは目に見えているはず。

それでもやめらないほど好きなのですね…。

別れのシーンをこんなにも美しい言葉で表現できることに驚きです。

やるせない気持ちでいっぱいに

君を離せるわけない
こんな僕にずっと
苦しい思いしてたの?
教えてくれよ 馬鹿だよな
君が消せない もういないのに

出典: EYES, NOSE, LIPS/作詞:Teddy , 태양/テヤン 作曲:Teddy , DEE. P , Rebecca Johnson

これは先ほどの別れのシーンの後の葛藤でしょう。

僕はこんなに愛していたのに。

一方で君は「別れ」を決心するほど苦しんでいたなんて…。

彼女が苦しんでいた事実に気が付かずに別れの時を迎えてしまったのでしょうか?

大好きな相手だけど自分といると不幸になるくらいなら別れを受け入れる。

そんな考え方がこの歌詞から読み取れます。

深い愛ですね。

大好きな相手の幸せを祈っているからこそ、別れを選択したのでしょう。

今の自分と一緒にいても彼女が幸せになれないのが分かっているから…。

やるせない気持ちと愛情が溢れています。

本当に優しい心の持ち主です。

愛しい「君」を思い出してしまう

EYES, NOSE, LIPS(JPN Ver.)/SOL(from BIGBANG)の歌詞を解釈の画像

別れてもなお鮮明に思い出す

君のoh目鼻口も
そっと触れた小さな手
未だに感じてるのに

出典: EYES, NOSE, LIPS/作詞:Teddy , 태양/テヤン 作曲:Teddy , DEE. P , Rebecca Johnson

サビではタイトルである「目、鼻、口」が出てきます。

冒頭の別れのシーンで焼き付けた彼女の表情を思い出しているのでしょう。

本当に印象的なフレーズですね。

サビに入った途端、ピアノの和音とSOLの響きのある歌声が刺さります。

まだ未練のある別れだからこそ当然、思い出すのは辛いはず…。

別れてもなお、付き合っていたときの彼女の感覚が鮮明に蘇っているようです。

彼の中の時は未だ止まっているのですね。