「差別」ではなく「区別」へ
後ろの4人がこの格差を逆手に取って「舞祭組」としてデビューしたのが、2013年のこと。
アイドルなのにグレーのスーツ姿で奇妙な歌を歌って踊る4人を見て、複雑な気持ちになったファンも大勢いました。
当の4人も、「これでいいのか」と迷ったこともあったといいます。
それでも、その活動が功を奏したのか、4人の人気や知名度は徐々に上昇。
最近のキスマイの楽曲(歌割り)やMVでは、その格差はほとんど見られません。
3人と4人で衣装が異なることもありますが、それは単に「区別」と呼べる程度。
「かっこいい3人」「バラエティ班の4人」と、棲み分けもしっかりしてきています。
近年の楽曲では4人の良さも存分に活かされていますので、ぜひ色々と聴いてみてくださいね。
Mステでのトラブル
この曲は2011年12月9日、テレビ朝日系で放送される「ミュージック・ステーション」で披露されました。
その際に起こったトラブルとのその処理に、ファンからは称賛の声が上がっていました。
踊っている途中で、胸元のハンカチを落としてしまった玉森くん。
その場で拾うことができず、そのままパフォーマンスを続けます。
少し立ってから、二階堂くんがダンスの合間にそのハンカチを拾い、自分の内ポケットへとしまったのです。
流れるような一連の動きは、少しも違和感を抱かせないものでした。
「できジュ」だった過去が垣間見える!
ジャニーズJr.として先輩のバックで踊ることが多かったキスマイ。
Jr.の中でも、先輩のパフォーマンスを邪魔することなくサポートをそつなくこなす人のことを「できジュ」と呼びます。
二階堂くんといえばJr.時代、Mステで山下智久くんのマイクスタンドが倒れてしまったときの出来事が有名です。
倒れたスタンドからマイクだけを持って歌う山下くん。
その動きを邪魔しないように、自然にスタンドを元通りに直したのが二階堂くんでした。
この出来事は今でも「スタンドマイク事件」などとして、ジャニオタの中ではよく知られています。
前向きな歌詞に注目!
「夢を掴みに行く!」強気なサビ
We never give up! 俺達に 眩しすぎるパラダイス
転がってでも掴みに行く!WE SAY Stand up! Stand up! Stand up!
涙の日は 少しだけ遠く遠く滲む未来
転んだだけ強くなれる!WE SAY Stand up! Stand up! Stand up!
We never give up!
出典: We never give up!/作詞:上中丈弥(THEイナズマ戦隊) 作曲:Andreas Ohrn/Henrik Smith
冒頭に来るのはサビの歌詞です。
「絶対に諦めない!」と最初に力強く宣言するこの歌。
でも、夢を叶えるまでの道程が簡単なものではないこともよく分かっているようです。
転んだり、涙を流したり、辛い思いもたくさんすることでしょう。
それでも諦めず、何度でも立ち上がるという気持ちが伝わってきます。
「Stand up!」のところは、コンサートでは一緒に手振りをするので覚えておいてくださいね。
Don't Stop! Don't Stop!(uh~, We never give up!)
Don't Stop! Don't Stop!(uh~, We never give up!)
出典: We never give up!/作詞:上中丈弥(THEイナズマ戦隊) 作曲:Andreas Ohrn/Henrik Smith
間奏に乗せられるこのパートをあえてご紹介したのは、コンサートで合いの手が入るからです。
「Don't Stop!」と2回繰り返した後、「フー!」と叫び声を入れます。
上手く行く日もあれば またその逆も必ずあるのさ
いちいち落ち込んでたらキリがない
器用に立ち回れば どん底の痛みを知らないまま
少しの愛を感じて上がれない
出典: We never give up!/作詞:上中丈弥(THEイナズマ戦隊) 作曲:Andreas Ohrn/Henrik Smith
前向きというか、かなりプラス思考な歌詞ですね。
成功も失敗も、どちらも平等に訪れるのは当たり前のこと。
細かいことを気にせず、前向きに進んでいこうという力強い言葉が綴られています。
さらに、どん底で本当につらい思いをすれば、その中でも立ち上がるための力がつくと歌っています。
明るく陽気なメロディではありますが、本当につらい思いをしたことがあるキスマイだからこそ、強いメッセージ性を持って歌えるのではないでしょうか。
悔し涙の跡に咲いた花はきっと綺麗だって
負けないって思えた
出典: We never give up!/作詞:上中丈弥(THEイナズマ戦隊) 作曲:Andreas Ohrn/Henrik Smith
もちろん、メンバーそれぞれにつらい思いはたくさんしてきたでしょう。
想像でしかありませんが、キスマイというグループにとって、最もつらかったのは長年デビューできなかったこと。
後輩グループのバックにつくなど、悔し涙を流したことも何度もあったでしょう。
そんな中で掴み取ったデビューだからこそ、とても嬉しく、幸せなものだったのではないでしょうか。
彼らの実体験を踏まえて考えると、私達も勇気をもらえるような気がします。
この後には、冒頭のサビがもう一度繰り返されます。