【THE SHOW MUST GO ON/AK-69】アツい想いを感じる歌詞＆和訳を解釈！PVも♪

バッキバキの力強いトラックにAK-69が攻撃的に吠える楽曲。

トラックのサウンドが硬質なのでより攻撃性が目立ちます。バッキバキのトラックというのはこういう曲をいいます。

ヒップホップの攻撃性がよく分かる曲といっていいでしょうね。ヒップホップは自分の立ち位置を明確にして主張するために相手を攻撃する文化があります。

悪口や批判をすることを「ディスる」といいます。悪口のことなのですがこういう言い方をするとちょっと雰囲気が変わりますね。

この「ディスる」はヒップホップの世界から一般的にも知られるようになってきたのでご存知の方もいるでしょう。

それではAK-69がどのような攻撃をしかけているのか「THE SHOW MUST GO ON」の世界を見ていきましょう。

「THE SHOW MUST GO ON」は直訳すると「ショーは続けなければならない」です。

元々の意味はショー（劇）は途中でトラブルがあっても続けなければならないということ。何があっても劇は進行してしまうのです。

そこから転じて、目標に対して諦めずにやり続けなければならいという意味も派生してきました。

自分のスタイルを貫くという意味も感じますね。

特にヒップホップに関していえば、自分のやり方を貫いてライバルには舐められずに生きなくてはいけないという意思表明でしょうね。

ヒップホップは自分自身を誇る文化です。勝ち負けをとても気にするスタイルです。

自分が一番ですから、誰にも頭は下げません。媚びることもしません。

媚びてしまっては自分のプライドが傷ついてしまうからなんですね。

億万長者という言葉が出てきますがこれは「お金」＝「力の象徴」で、お金をたくさん持っているということは力を持っている証拠。

ですので、お金を誇示することがヒップホップには多いのです。

「帰れよ」というのは攻撃的な言葉ですね。オレの方が強いから帰ったほうがいいぜ！怪我しないうちに！という意図ですね。

男性特有の威嚇も感じます。オス同士の戦いといったところですね。

ヒップホップの偽物をぶった切る歌詞です。

「パチモンのROLEX」＝「偽物のROLEX」ということです。

この偽物は「ヒップホップの上辺だけをマネてかっこつける偽物」という感情を込めていますね。

「おまえ」＝「偽物」。「オレ」＝「本物」。という図式です。

偽物野郎に対して「おめぇのバイトなんだっけ？」と皮肉で攻撃しています。「おまえなんか稼げないよ！」というメッセージですね。

「たーけ」は方言で「たわけ」のことでしょうね。「たわけ」は馬鹿者、アホという意味の名古屋弁。ここでもディスっています。

「Aston、Vanquish」の意味はアストンマーティンという車メーカーのVanquishという車種です。

なんと！一台3000万円もする超高級車です！

その高級車に乗れるほど、オレの力はスゴイんだぜ！というアピールですね。

「おまえには無理だろ！？」と暗にメッセージを送っています。

「オレのスピードには誰も付いてこれない！交渉ごとも失敗しない！」と自己アピール。

ライバルのあいつは「億稼いでる！」と言っているけど嘘のはわかってるよ！と相手を見抜いています。

「口でなら何とでも言えるからな！」とディスっています。