伝説の歌姫テレサ・テン
没後23年を経て語り継がれる伝説の歌姫テレサ・テン。今なおテレビで特番が組まれるほどです。
1995年に亡くなったとき、テレサはまだ42歳でした。
才能を惜しまれながら若くして急逝したことも、テレサ・テンの神話性を高めているのでしょう。
もっとも、テレビっ子でNHKウォッチャーだったぼくにとって、彼女はブラウン管でおなじみの顔でした。
リアルタイムでよく知っているので、神様扱いされるとこそばゆい感じがします。
有線の女王テレサ・テン
歌姫テレサ・テンの代表曲といえば、「つぐない」「愛人」「時の流れに身をまかせ」の三曲を思い浮かべる人が多いでしょう。
1984年から1986年にかけてリリースされたシングル三曲。ただし三曲とも、レコードセールスが圧倒的だったわけではありません。
オリコン1位は獲っていません!
1984年発売の「つぐない」から順に、オリコン最高順位と年間順位を見てみます。
週間6位(オリコン)
1984年度年間42位(オリコン)
1985年度年間58位(オリコン)
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/つぐない_(テレサ・テンの曲)
お次は1985年発売の「愛人」。
週間10位(オリコン)
1985年度年間56位(オリコン)
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/愛人_(テレサ・テンの曲)
最後に1986年発売の「時の流れに身をまかせ」。
週間6位(オリコン)
1986年度年間62位(オリコン)
1987年度年間42位(オリコン)
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/時の流れに身をまかせ
このようにオリコンチャートでは今ひとつふるわないテレサ・テン。
ところが有線チャートとなると一転、無類の強さを見せつけました。
盛り場で愛されました
有線チャートに強いのは演歌・歌謡曲です。飲み屋や水商売のお店でリクエストがかかりますから。
有線チャートの人気曲は、息が長いのも特徴です。テレサの歌は息が長い上に、ぶっちぎりのNo.1でした。
たとえば「愛人」のリクエストチャート。圧巻としか言いようがありません。