『BLUE』の魅力とは?

片想いのもどかしい気持ちを爽やかなメロディーが奏でるHY『BLUE』の歌詞の意味の画像

HYアルバム『CHANCE』を聴いた時に、

メロディーに一目惚れならぬ

一耳惚れしてしまったのが、

2曲目に収録されている

『BLUE』という曲です。

爽やかなメロディーがとても素敵で、

何度も何度も繰り返し聴きました。

この曲は、なかなか気持ちが相手に届かない片想い中のもどかしい気持ちを歌っています。

タイトルの『BLUE』と

片想い中の“ブルー”な気持ちと

夏にぴったりな爽やかなメロディー

絶妙にマッチしている!!

私、お気に入りの素敵な曲を一人でも多くの方に聴いてほしい!

と、思いましたので、

今回はこの『BLUE』の

歌詞の世界に浸ってみたいと思います。

しばしおつきあいください。

タイトルに使われている『BLUE』とは?

片想いのもどかしい気持ちを爽やかなメロディーが奏でるHY『BLUE』の歌詞の意味の画像

『BLUE』は、日本語で“青”という意味があることは、


広く知られています。


この“青”からも連想されるように、


海や空など、夏にまつわるキーワードが曲中にはたくさん登場します。


夏にまつわるキーワードと片想いのもどかしい気持ちをからめて、


絶妙に表現されているところにも注目です!

『BLUE』の世界観

片想いのもどかしい気持ちを爽やかなメロディーが奏でるHY『BLUE』の歌詞の意味の画像

届かない気持ちを比喩的に表現した1番Aメロ

海は空に恋をして届かぬ想いを色に
青く 青く 青く あなたを写すよ
白波は雲と手を繋ぎたくて今日も
白く 白く 白く 真っ直ぐな歌を歌う

出典: BLUE/作詞:Shun Naka 作曲:Shun Naka

冒頭部分では、

タイトルにも使われています“BLUE”と同じ“青いもの”、

私を“海”に、

そして片想い中の君のことを“空”に例えています。

海と空は繋がって見えますが、

水平線を境界として決して交わることはありません。

そのような情景から私と君の間柄を想像してみますと、

いつも一緒にいる仲のいい友達の一人なのではないか?

と、私は、推測しました。

届かない切ない片想い中のブルーな気持ちを抱えている私は、

今日も変わらずあなたの姿を

自分の瞳の中に

ただ写している様子が描かれています。

次に登場するのが、

“白波”と“雲”。

先ほど、海が私に例えられているのと同様に、

今度は“白波”を私に例えています。

そして、空に浮かぶ“雲”を君に例えています。

すなわち、白波に例えられた私は雲に例えられた君と手を繋ぎたい

=一つになりたい!

繋がりたい!

好きである!という想いを、

真っ直ぐな気持ちを込めて歌っています。

“純粋”を連想させる白を用いて、

”白く白く白く”と表現することにより、

君への想いが汚れのない純粋なものであること

ここでは表現されています。

片想いのもどかしい気持ちがあふれでている1番Bメロ

届いてるの? 気付いてよこんなに好きなのに
振り向かせたい想いを乗せて飛行機雲

出典: BLUE/作詞:Shun Naka 作曲:Shun Naka

”私はこんなに好きなのに!


なぜこの気持ちは届かないのか!?


君の気持ちがわからない!


まったく見えない!”


頻繁に陥る片想い中のブルーな気持ちの無限ループです。。。


地上から水平線を越え空へ飛び立つ


飛行機が描く飛行機雲は、


物理的に決して交わることのない海と空を


視覚的になら結び付けることができる様子から、


なんとか君へのこの想いを届けてほしいと、


飛行機雲にまで君への想いを託している様子が表現されています。

前向きな片想いの様子が目に浮かぶ爽やかな1番サビ

あなたを追いかけて 追いかけて
ここまで来れたのに
手を伸ばして見上げる空 触れてみたいな
想えば想うほど踊り出す片想い 私を見つけて

出典: BLUE/作詞:Shun Naka 作曲:Shun Naka

ここから、

爽やかなメロディーが心地いいサビに突入です。

届かない想いを胸に抱きながら、

それでもあきらめないで、

あなたのことをただひたすら追いかけて

今日まで頑張ってこれた!という、

私の気持ちが表現されています。

前と比べて今の方が少しは君に近づけたかな?

君との距離を測ってみたくて、

手を伸ばしてみますが、

まだまだ手の届く距離に君はいません。

でも、いつか君に触れることのできる距離へ近づきたい!

と、君と私の未来のことを想像(いわゆる妄想)すればするほど、

心は一人で勝手に弾むばかりです。

ここで、歌詞の途中で登場する”ここまで来れたのに”の

”のに”に少し注目してみます。

”のに”は、逆接を表現する接続詞です。

逆接とは、

前の事柄から予想される結果とは逆の結果になることを示すものであります。

そのようなことから、

あなたへの想いをただひたすらに

抱き続けていれば叶うと思っていた私の気持ちとは裏腹に、

まだまだ君への想いが届きそうにないという現実が描かれています。

でも、ここであきらめるわけにはいかないので、

いつか私の気持ちが届いてほしい!

出来ることならこの気持ちに早く気付いてほしい!という

私の君へのさらなる熱き想いが込められているように感じました。

時には心が折れそうになることもあるけど・・・負けない!気持ちを表現した2番Aメロ

片想いのもどかしい気持ちを爽やかなメロディーが奏でるHY『BLUE』の歌詞の意味の画像

予期しないことばかり突然土砂降りの雨
濡れて 濡れて 濡れて 逃げずに耐えるよ
胸の底打ちつけて柔らかくなったら
ひとつ ひとつ またひとつ 新しい芽が出るの

出典: BLUE/作詞:Shun Naka 作曲:Shun Naka