「12月の雨」荒井由実の名曲をカヴァーしたchayとは？！ドラマ『校閲ガール』OPの歌詞を徹底解釈♪

しかし、恋人は来ることはありません。恋人とはもう別れてしまったのでしょう。

思い出してしまったことに、とても寂しい気持ちになったのではないでしょうか。

そのため、これから時が経つことで、恋人との楽しい時間や今の悲しい気持ちを物語に変えてくれるはずだと自分に言い聞かせているのだと思います。

A post shared by chay (@chay1023_official) on Jan 24, 2017 at 6:32pm PST

男性は、なぜか別れても友達として仲良くしようとすることがありますよね。

この恋人もそのような思いから、付き合っていなくても大切な日は一緒に過ごそうと言ったのだと思います。

その時から、もう恋人と会えないことはわかっていたのでしょう。しかし、ここであえてこの話をするということは、その話を忘れていなかったということです。

どこかで、「会えるのでは」と思っていたのではないでしょうか。

まだ、恋人のことが忘れられず、変わらずに好きなのです。後ろをふり返ったら、変わらず笑っているあながいるのではないかと期待しているのです。

恋人がいないことは頭でわかっていても、どうしても思い出してしまうことはありますよね。

恋人がいなくても自分が悲しくても、変わらずに流れていく時間を友達と呼び、終わってしまった恋を物語に変えてくれることを彼女は待っているのではないでしょうか。

「12月の雨」はいなくなってしまった恋人を思い出している、切ない歌なのです。

「テラスハウス」でフラれた経験を持つchayと、どこか重なる気がします。

ぜひ、彼女がカバーした「12月の雨」を聴いてみてください。2017年6月発売のアルバム「chayTEA」に収録されています。