イケメン集団!GOT7
2016年2月にファースト・アルバム『モリ↑ガッテヨ』を発表し、鮮烈な日本デビューを飾った「GOT7」。
彼らが9か月後にリリースしたのが、日本初、待望のミニ・アルバム『Hey Yah!』!
全曲新曲を収録した豪華版で、2PMのウヨンも楽曲を提供しています。
今回はアルバムタイトルともなった「Hey Yah」の歌詞とMVにフォーカスしました。今なお色褪せない曲の魅力を徹底解説します。
「Hey Yah」の魅力に迫る
繰り返すフレーズが押し寄せる爽快感
いきなりトップスピードで走り出す「Hey Yah」は「GOT7」らしいアッパーチューンです。
アップテンポのラップソングは最初から最後までハイテンションに一気に駆け抜ける爽快感があります。
畳みかけるような歌とラップならではの韻の心地よさが津波のように押し寄せて最高の気分を体験できます。
歌詞はラップ特有の韻に加えて、同じフレーズの繰り返しが多く使われていることに気づいた人も多いのではないでしょうか?
言葉を繰り返すというのは強調を意味します。
大切なことだから何度でも言うんです。
そして繰り返される言葉は心のドアのノックでもあります。聞き手の心を開かせてオープンにしてくれる力を持っています。
また、この歌詞には濁音が効果的に使われています。
「準備」「Go」「Don’t」といった強い言葉が心をガツン!と掴んで、歌の世界へと引っ張り込んでしまう…そんな魔力を秘めているのです。
計算され尽くされた言葉選び。それが「Hey Yah」の魅力の一つです。
ポップなカラーが明るい未来を演出
ではここで、MVもご覧いただきたいと思います!
歌詞の内容は決して軽くはありません。あきらめずに夢を目指せ、と強めの覚悟を求めてきます。
更には、そのために涙を流すことだっていとわないと歌っているのですが、それでも重くならず前向きでひたすらプラス思考なのがこの歌のよいところです。
MVの色使いにもぜひ注目してください。
スタイリッシュなメンバーの歌声と力強い男性的なダンスの組み合わせが見どころですが、注目していただきたいのがインテリアやその背景です。
いたるところにパステルカラーが使われています。
かっこいいラップソングに男性的なダンスときたら、モノトーンで渋くまとめたくなりますが、そこをあえて外してくるセンスがすごいです。
ポップなカラーでまとめることで、前向きに突き進んでいこうというポジティブさがMV全体を彩っています。
その明るさは彼らが持つエネルギーの爆発が照らす未来の景色。
叶うかどうかわからない憧れや高い目標にひるんでしまうこともあるけれど、それでも前向きに進んでいこうぜ!
夢をつかんでしまおうぜ!と、肩を組んで一緒に歩き出すイメージを与えてくれるポジティブさがこの歌の持つ力です。
彼らに肩を組まれたら、もう一緒に未来に向かって歩くしかないじゃないですか。
「Hey Yah」はティーンエイジャーの“チャント”
7人が一丸となって繰り返す「Hey Yah」のフレーズとともに高まっていく熱狂はどんどんペースをあげていき、歌はクライマックスを迎えます。
それは自分らしく生きようとする若者への応援歌であり、あきらめずに夢に挑んでいく自分を高めるための詠唱でもあります。
高い壁を前に、自らを奮い立たせる自分こそが“ホントの自分”だと高らかに歌う「Hey Yah」は、努力するティーンエイジャーたちのチャントといえるでしょう。
サッカーファンがフィールドで歌うチャントのように、人生というフィールドで汗や涙にまみれながら一生懸命生きようとするティーンエイジャーの姿を褒め称える賛歌は最高にクールです。
頑張ってもうまくいかない時、くじけそうになった時、そんな時に思い出して、口ずさんでほしい一曲が「Hey Yah」です。弱気になりそうな気持ちを鼓舞して、きっと奮い立たせてくれるはずです。
多彩な収録曲にはメンバーが手掛けた作品も
初回限定版Bをご紹介
オススメ楽曲をピックアップ
CD収録曲は全部で5曲。初回生産限定盤Bのみ収録の曲が1曲です。
このうち、「Let me know」はメンバーのユギョムが、初回生産限定盤Bの「離さなければ…」はJBがそれぞれ作詞作曲を担当しており、話題性も十分の最強のラインナップとなっています。
ユギョムが手掛けた「Let me know」は、好きな人のあいまいな態度に揺れる恋心を男性目線で歌いあげたラブソングです。
ストレートな言葉で語りかける歌詞はシンプルで、とてもリアル。
ユギョム本人の実体験かも?と思ったらファンはドキドキしてしまいますね。優しいメロディと“Let me know”のリフレインが全編を通じてとても甘く響きます。
「離さなければ…」は恋を失った男性が主人公。過ぎ去った日々を振り返り、思い出をなぞりながら、どうすればよかったのかと思いに耽る、切ないバラードです。
悲しみの記憶を歌いながらも心地よいテンポで、雨上がりの爽やかさを思わせる名曲です。