「君に届け」

【君に届け/家入レオ】本当はログアウトした世界で笑いたい!ネット世代の悩みに共感!歌詞の意味を解釈の画像

プロフィール

家入 レオ(いえいりレオ・1994年12月13日 生まれ)は、日本の女性シンガーソングライター。本名非公開。福岡県久留米市出身。研音所属。血液型A型。
「君に届け」は2013年7月24日にデジタルダウンロードで発売された楽曲です。

「学校法人・専門学校 首都医校/大阪医専/名古屋医専」のテレビCMに抜擢され2013年に放映されていたのでご存知の方もいるでしょうね。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E5%85%A5%E3%83%AC%E3%82%AA

ネット世代でのコミュニケーションの苦悩と共感を歌った「君に届け」の世界を見ていきましょう。今の時代の問題を扱っていると言えますね。

「君に届け」の歌詞

深掘り

家入レオの伸びやかな歌声が美しい曲です。歌詞の世界はどのような風景が広がっているのでしょうか。

ログアウトした世界は
上手く呼吸も出来なくて 明日が見えない
増え続けるフォロワー
心救われた夜に 1人 泣いた

弱音を吐いた 僕の過去に
そっと 寄り添ってくれた
こわがらないで 生まれたまま きっと 愛されるはず

出典: 君に届け/作詞:家入レオ 作曲:西尾芳彦/家入レオ

ログアウトした世界というのはインターネットから外れた世界、すなわち私達が生きているリアルな現実世界です。

リアルな現実世界の苦しさからネットの世界で救いを求める人もいます。

それから、現実世界での不満を悪口に変えて言いたい放題撒き散らす人もいますよね。

このことはどちらも現実世界では自分の存在意義を確認できなくなっているということです。

リアルな世界で自分をしっかりと表現できないからネットの世界で自分を確認する。

呼吸もできないほどの現実世界での苦しみを歌っています。こんな風に息苦しく感じている人には共感する歌詞ですね。

インスタやツイッターのフォロワーが増えていき、時にはネット上のコミュニケーションで慰められてうれしくなり涙したことも。

現実の世界では弱音が吐けないから、ネット上で吐き出すのです。

自分の過去について話せないようなことにも寄り添ってくれたフォロワー。

現実世界ではなくネット上の世界で救われたのです。

サビ

目を逸らさないで 心の声で
夢のカケラ 探してる
リアルな世界で 笑って見せて
叫ぶ 君に届け

出典: 君に届け/作詞:家入レオ 作曲:西尾芳彦/家入レオ

ネットの世界でコミュニケーションを取ることも必要ですが、リアルな世界でもコミュニケーションを取りたいですよね。

人間はネットの世界だけでは完結できません。ネットだけでどうにかしようと思っても無理なんですね。

面倒くさいリアルな世界ですが、人と人が本当に混じり合って直接的にコミュニケーションできるのは現実世界。

現実世界でお互いに笑顔を見せあって交流することはネット上では絶対にできないことです。

【君に届け/家入レオ】本当はログアウトした世界で笑いたい!ネット世代の悩みに共感!歌詞の意味を解釈の画像

ありのままの自分を
さらけ出せる場所だった 昨日までは
1秒ごとのコメント バーチャルな波にのまれ
泳げず沈む

そんな時でも そばにいてくれる 君がいるなら

出典: 君に届け/作詞:家入レオ 作曲:西尾芳彦/家入レオ

昨日まではネットの中が唯一の自分の居場所だったと告白する歌詞

ありのままの自分をさらけ出せていたのですね。コメントが次々と流れてきて、それでコミュニケーションした気になって満足していました。

でも、今は何か違うんじゃないかと感じています。ネット上で存在する自分は本当の自分なのでしょうか。

ネット上でコミュニケーションを取ったつもりになっていましたが、ただ情報の海で、もがいていただけなのかも。

【君に届け/家入レオ】本当はログアウトした世界で笑いたい!ネット世代の悩みに共感!歌詞の意味を解釈の画像

信じることは傷を負う事?
誰か僕に 教えてよ
IDとパスで守られたエリア
それじゃ何も 感じられない

出典: 君に届け/作詞:家入レオ 作曲:西尾芳彦/家入レオ

ネット上では自分の意見を自由に発言することができます。現実世界では躊躇してしまうことも言えてしまう世界。

悪口や不満などを遠慮なく吐き出す世界。

でも、これって幸せでしょうか。誹謗中傷などの言葉を無責任に発言して逮捕されてしまうこともあります。

自分の言葉に責任のない世界って残念ですよね。

互いに信じ合うこともできないし、もし信じたとしても相手が本当にどんなことを思っているかわかりません。

信じることで裏切られる可能性があるのです。信じることで傷付く世界なんですね。

好きなように発言できる代わりに誰も信用できない世界。

高鳴る鼓動は ここで いつも もがき続けているんだよ
傷付いて 覚悟した もう 迷わない

出典: 君に届け/作詞:家入レオ 作曲:西尾芳彦/家入レオ