flumpool【素晴らしき嘘】歌詞の意味を徹底解釈！あなたと僕だけが知る「奪えないもの」とは？

具体的な出来事は最後まで明らかになりませんでしたが、その理由も人間関係は様々ということで解決済みです。

残るのは何が奪えないの？という話。

それは本音と建前の入り混じった、当事者2人だけが共有する本当の感情。

ただし、一般的には偽りと呼ばれるものまで含まれます。

なぜなら、お互いが相手を思いやっている嘘だとわかっているから。

そういう結末になるでしょう。

第三者に批判されても、当事者同士だけが抱いた感情に間違いはない。

強い思いに貫かれた歌詞でした。

『素晴らしき嘘』というタイトルからも分かる通り、この楽曲では嘘と真実について書かれています。

彼らは、この世界に溢れる正しさと間違いという価値観に新たな視点をもたらしたいと考えているのでしょう。

息が詰まりそうになる程、私たちは間違うことを咎められ、それを恐れてしまいます。

しかしながら、1対1の人間関係においてはそうした間違いというのは当人同士の間にしか存在しないのです。

優しさによって生じた嘘は決して、間違いではない。

だからこそ正しさを追い求めるのではなく、そこにある想いを汲み取り、重視していくべきだといいたいのではないでしょうか。

『素晴らしき嘘』は、flumpoolの社会派な表現者としての一面が表れた1曲でした。

flumpool「素晴らしき嘘」は共有する2人の思いが大切という歌詞でした。

ちなみにドラマ「知らなくていいコト」では、吉高由里子さん演じるケイトとお父さんの関係性がポイント。

父と娘2人の物語とも考えられますし、お父さんとお母さん、つまり夫婦2人という意味かもしれません。

あるいはflumpoolとリスナー、とくに山村隆太さんとファンの関係性に当てはめることもできます。

病気の療養について描かれているようにも感じられますが、そこは前シングル「HELP」の役割でした。

だから説明しなくてもわかるはず。

例えまだ辛いことがあったとしても、微笑みを浮かべて前に進むという話ではないでしょうか。

この辺りはファンの方だけがflumpoolと通じ合える気持ちかもしれません。

誰にも邪魔できない思いということで、最後に深読みを少々。

活動休止前の2017年、山村隆太さんは俳優業にも挑戦されました。

音楽だけでなく演技にも幅を広げたうえ、そもそも容姿が注目されがち。

しかし第三者に何を言われても、メンバーとのバンド活動だけは譲れない。

そう解釈することもできそうです。

「素晴らしき嘘」が様々に解釈できるとなると、復帰後第1弾シングル「HELP」の歌詞も気になりますね。

こちらに本サイトOTOKAKEの記事をご用意しましたので、続けてご覧いただいてはいかがでしょうか。

flumpoolのメジャーデビューを飾ったシングルは「花になれ」。

こちらも歌詞解説記事がございますので、よろしければどうぞ。