「BJ」は通算8枚目シングル「ワッハッハー」の収録曲!
今回ご紹介する「BJ」という曲は、関ジャニ∞の8枚目シングル「ワッハッハー」の通常版のみに収録されています。
「BJ」は作詞/作曲と、HIKARI(石津 隆光)さんが手掛けています。
HIKARIさんはミュージシャンでもありますが、TOKIOや嵐・NEWSなどをはじめ、様々なアーティストにヒット曲を提供している有名な方です。
「BJ」の歌詞を紐解く
形のない思いを抱いて眠るよ
手にした物は少なくない
のに いつも何かが足りない
そうやって同じように 1年前にも思っていたっけ
風に吹かれて僕ら どこへ向かってるのかな
形のない思いを抱いて眠るよ
出典: https://twitter.com/kanjani_song/status/903400666139246592
タイトルの「BJ」は、BlowingJourney「風に吹かれる旅」という意味だそうです。
メンバーが作詞したものではありませんが、関ジャニ∞に置き換え考えてみると、ファンの間では元メンバーの内君のことを歌ったものとも言われています。
手にした物の数は年々増えていくのに、何かが足りない。
その足りないことが分からないまま、あてもなくどこかへ向かっている。
空虚な不足感を抱えたまま、今日も眠るという意味の一節です。
余計なスピードはいらない
余計なスピードはいらない
歌うようなペースで構わない
確かめていくんだ
僕と言う未来をこの足で
不似合いなストーリーを語らい
可能性にすがるのも違う
ドアを開けるのさ ただ自分の手で
出典: https://twitter.com/muma_yellow/status/846284730022555650
昨今は何かとスピードを求められる現代。
しかし、「BJ」ではそんなスピードに追い立てられる日々よりは、むしろ歌うようなペースで、余計なスピードはいらないと語っています。
自分の未来は、自分のペースで、しっかり確かめていくもの。
そして、一見素敵に思える他人のストーリー(人生)より、本当の意味で自分に合うストーリー(生きていく道)が大切であるとも言っています。
また、可能性にすがっていくのではなく、あくまでも自分の手と足で道を開いていこうとも歌っています。
その傷の全てが(Yes, 多分) 優しさに変わる
引き裂いた夢から溢れ出たのはどんな嘘だったろう (まだ掴めねど)
その傷の全てが(Yes, 多分) 優しさに変わる
告げよう(There's nothing to be wrong for you)あの頃の僕に
出典: https://twitter.com/exilekj8/status/901691399631847425
自分が夢見たものではないと、引き裂いてしまった(捨てた)夢。
しかしそこにはどんな嘘が詰まっていたのか、いまだ掴めていない、分からないと表現しています。
それに傷ついている自分の心。けれど、それは先で全て優しさに変わる。
There's nothing to be wrong for you=あなたにとって間違っていることはなかった。
過去の傷付き後悔している自分に、それで良いのだよと告げたい、と歌っています
この歌詞では、過去の自分と未来の自分が、錯綜している箇所と言えるでしょう。
その時どんなに後悔し傷ついたことでも、後になって(大人になって)みると、それは必ずしも間違いではないのだと。
むしろその傷はかけがえのない「優しさ」に変わることもある、だから大丈夫だよと言うメッセージが伝わってきます。
風に吹かれて僕らどこにだって行けるさ
素晴らしい今日よさよなら
独りそっと呟けばかすかな光がほら繰り返す夜の向こうに
風に吹かれて僕らどこにだって行けるさ
形のない思いを明日に放つよ(There's nothing to be wrong for you)
出典: https://twitter.com/exilekj8/status/902816230641250305
たとえ素晴らしい1日が過ぎても、繰り返す夜(毎日)の先には必ず光(希望や良いこと)がある。
結局なるようになるし、どこにだっていけるしやっていける。チャレンジできる。
希望もチャンスも自分次第。
誰もが色んな思いを明日に向けて、生きていく。
あなたはそれで間違っていないし、心配することはない。傷ついても大丈夫だよ。
「BJ」は、聴者に向けてそんな大切なメッセージが込められているように感じます。
もしかして、生きていくことは「風に吹かれる旅」のようだと、この歌で比喩しているのかもしれませんね。