「HIDE & SEEK」の基本情報
2017年大みそかに引退前最後となる紅白歌合戦に出場した安室奈美恵。
彼女が紅白に出場したことで、テレビ番組でも盛んに安室奈美恵特集が組まれていました。
ただ、そこで目にするのは20歳前半くらいまでの、テレビによく出演していた頃の彼女でした。
今回取り上げる「HIDE & SEEK」は一般的な視聴者には認知度が高くないかもしれない楽曲なので、まずはこの楽曲の基本情報をお伝えしていきます。
リリースはいつ?
「HIDE & SEEK」はシングル作品としてリリースされた楽曲ではなく、2007年に発売されたアルバム『PLAY』に収録されている作品です。
ただアルバム収録曲だからといって人気が出なかったというような楽曲ではもちろんありません。
「HIDE & SEEK」は多くのライブやイベントで披露されたファンにとっては“安室のカッコよさ”を存分に感じられる楽曲となっています。
また「HIDE & SEEK」は“ミュウモ”のCMタイアップにもなったので、ライブなどには行けなくても安室奈美恵についてしっかりチェックしている人は覚えているのではないでしょうか。
収録アルバム『PLAY』と魅惑の衣装キーアイテム
「HIDE & SEEK」が収録されているアルバムは、前述で触れた通り『PLAY』というアルバムで、彼女にとっては8枚目となるオリジナルアルバムです。
このアルバムがリリースされると、彼女はアルバムのタイトルツアーを全国で公演しました。
その動員数は驚きの14万5千人!台湾でも公演するなど“アジア圏での大きな人気”を裏付ける非常に大規模なツアーとなりました。
また、この『PLAY』は作品を通して“遊び好きな大人の街”というコンセプトが貫かれており、彼女の発案でアルバムコンセプトのキーアイテムに“ムチ”が使われています!
アルバム収録曲の中の5曲にはミュージッククリップも作られていて、それらのクリップには刺激的でゴージャスな衣装をまとった安室奈美恵が登場していますよ!
さすが安室奈美恵!圧巻のダンスパフォーマンス!
安室奈美恵といえばツアーやライブでもMCが超少なくて、とにかく歌とダンスに全精力を傾ける!という印象がありますよね。
もちろんテレビでの歌唱でも口パクなどはしない彼女ですが、今回取り上げている「HIDE & SEEK」のパフォーマンスも圧巻!
個性的で美しいダンスと抜群のリズム感で歌い上げる楽曲は本当に“プロ魂のかたまりが具現化”しているようです!
今回は「HIDE & SEEK」のパフォーマンスが見られる2つの動画を下でご紹介しているので、ぜひ2つを見て安室奈美恵の本気を感じてください♪
魅惑的な歌詞と世界観に迫る!
ここからはアルバム『PLAY』のリード曲として、このアルバムの世界観構築にも一役買っている「HIDE & SEEK」の大人の雰囲気たっぷりの歌詞を見ていきましょう!
冒頭から妖艶さが漂う
Step. Step into the floor
Shake, Shake on the floor
Bounce, Bounce, Bounce, Bounce
Take, Take it to the floor
Shake, Shake on the floor
Hide & Seek Ah 1.2 Step C'mon
出典: HIDE & SEEK/作詞:NAO'YMT 作曲:NAO'YMT
冒頭、英単語としてはあまり難しくない言葉が曲をリードします。
ただこれは曲を盛り上げるために置かれている呼び水みたいな感じがしますね。
意訳すると“フロアに踏み込みその場を揺るがせ!とにかく跳ねてその場を空気をアゲろ!中心に立って魂を揺らせ!さぁ遊びが始まる……覚悟はいいか?!”くらいでしょうか。
今度のHotなStyleも相当スキない
冒頭攻めてく方向 抑えきれない衝動
範囲外で濃厚な蜜をもっと
いけない遊び 知ったら後に
戻れない距離 (Everyday your eyes on me)
揺れるFloor上がる温度 聞こえる鼓動
You're feelin' you never never lower your voice
出典: HIDE & SEEK/作詞:NAO'YMT 作曲:NAO'YMT
ダンスミュージックはすごく哲学的な意味を込めるというよりは、韻を踏んで場のカッコよく空気をクールに際立たせることの方が大切な気がします。
「HIDE & SEEK」の歌詞はまさにそういった役割をしっかり担っていて、艶やかな言葉を散りばめながらも、一本筋の通ったダンスミュージックとして成立しています。
上のご紹介している歌詞も、誰かを励ますための応援歌とか教訓めいて心にしみ込ませる楽曲……というより、とにかく歌詞の世界観を保ってパフォーマンス重視が貫かれていそうです。
ただ使われている言葉はとても大人っぽく、韻の踏み方もさすがなので、素人がこの楽曲に挑戦するにはやはり難易度は相当高そうですよね。