アニメ「名探偵コナン」のエンディング曲

1998年に6枚目シングル曲としてリリース

小松未歩【氷の上に立つように】歌詞の意味を考察!危険を求めるのはなぜ?心が飛んだ先にあるものっての画像

小松未歩さんは、シンガーソングライターとして1997年にデビューしました。

アニメ「名探偵コナン」主題歌としてデビュー曲【謎】が大ヒット。

【氷の上に立つように】は同じくアニメ「名探偵コナン」のエンディングテーマとして起用。

1998年にシングル曲としてリリースされました。

アニメ「名探偵コナン」は、1996年からスタートし現在もオンエアされています。

かれこれ20年以上も続いているアニメは他にないのではないでしょう。

まさに驚異的なご長寿アニメと言えるのではないでしょうか。

アニメのスリリングな内容と、この楽曲歌詞はとっても合っていると思います。

謎めいた活動

当時の音楽事務所の意向で、小松美歩さんはメディアへの露出をほとんどしていません。

彼女どんな人なのかを知れるのは、ほぼ音楽を通してのみ、という謎めいた存在

2009年を境に活動が見られなくなり、実質引退されているようです。

彼女がどんな人だったのか知るのは難しいのです。

声の印象からすると、ナチュラルなお姉さんを想像させるでしょう。

アルバムのジャケット写真はとても美しいですね。

パッと頭に入ってくるような、インパクトのあるフレーズメロディが素敵です。

歌声を重ねてとる技法を用いて、録音された音はどこか懐かしさを感じさせるのではないでしょうか。

ポップの雰囲気に加えて、柔らかい印象を与えていますね。

時には

氷の上に立つように危なげなこともしたい
思い描いてた夢も形にしてみたい Forever My Destiny

出典: 氷の上に立つように/作詞:小松未歩 作曲:小松未歩

サビから入る歌い出しがとてもキャッチーで印象的ですね。

いつ割れてしまうか、わからないような不安定な氷の上。

という言葉を「よくぞ見つけた!」と声を上げたくなります。

ここでいう氷とは、アイススケート場のような硬い氷の上ではないのでしょう。

野生の湖にできているような、一度足を踏み入れるとどこで落ちてしまうかわからないような場所。

そんな予測不可能な場所なのではないでしょうか。

怖くて誰も踏み入れたくはないでしょう。

でも、主人公は思っています。

その不安定さに飛び込み、を形にしてみたいと。

そしてそれが、永遠の自分のテーマなのではないでしょうか。

未知との遭遇

もしも宇宙へ行けたら

宇宙船が目の前に降りたら
迷わず手を伸ばし その船に乗り込みたい
その日 一日を悔やみたくないから

出典: 氷の上に立つように/作詞:小松未歩 作曲:小松未歩

もしもにしては、とても大胆な想像力です。

主人公はもし、目の前に宇宙へ行けるチャンスが現れたら迷わずいくというのです。

現実的に考えると、何もトレーニングしてないしいきなりはとまどうかもしれません。

でもそんな、ありえないことを考える時間はとても素晴らしいことだと思うのです。

平和な日常が安定しているから、想像力の羽を伸ばせるのではないでしょうか。

好奇心は、未知のことに対して起こる感情。

知らないことを知るというのは、時に危険を伴ってまでも達成したい欲望になります。

本当に欲しい時

きっと友達だって残し 地球を旅立つの
何もない毎日が一番だと言うけれど
本当は逃げてる 君のいない日々に負けて

出典: 氷の上に立つように/作詞:小松未歩 作曲:小松未歩

主人公の気持ちはブレていません。

友達でさえも置いていくというほど、宇宙へいく決意は固いのでしょう。

主人公には大切な人がいました。

それが「君」です。

その君がいなくなってしまって、主人公は平穏だけれど虚しい毎日を送っているようですね。

主人公を、ここまでの気持ちにさせた「君」とはどんな人だったのでしょうか。

この楽曲は、アニメ「名探偵コナン」とのタイアップ曲です。

なので主人公を寂しくさせている「君」は、コナンを指しているのではないでしょうか。

どんな事件にも、果敢に挑んでいくコナンの姿が見えるようですね。