GLAYの7thシングル「生きてく強さ」

GLAY【生きてく強さ】歌詞の意味を解説♪「何かが違う」と思っているあなたへ…前向きになれる名曲!の画像

日本を代表するヴィジュアル系ロックバンドの「GLAY」。

1994年のメジャーデビューにより、男子は憧れ女子は心奪われた誰もが知るトップアーティストです。

そんな彼らも今ではアラフィフ!(2019年5月時点)

大人のダンディズムを兼ね備えた「GLAY」は今もなおファンを魅了して止みません。

今回ご紹介するのは、そんな彼らがブレイク直前にリリースした「生きてく強さ」です。

1995年に7枚目のシングルとしてリリースされた楽曲ですね。

この後から次々とヒット曲を連発していくのですが、ブレイク前だからといって侮ってはいけません。

インディーズ時代やブレイク前の曲にも素晴らしい曲は沢山あるのがGLAYなのです!

現在でもライブのセトリの中には定番曲として入っている人気の高い「生きてく強さ」。

時代が平成から令和へと変わり、世の中も大きく変わりました。

今聴くからこそ「生きてく強さ」の歌詞が胸に響きます。

改めてじっくり聴いて欲しいこちらの楽曲を筆者独自の解説でお届けします!

知っている方も知らない方も、ぜひ最後までお楽しみください♪

バラエティ番組タイアップ曲

1995年から1年弱放送されたバラエティ番組「かざあなダウンタウン」をご存知でしょうか。

この番組のオープニングテーマ曲として採用されたのが「生きてく強さ」です。

当時ブレイク寸前だったGLAYの楽曲をダウンタウンの冠番組に採用するとは縁を感じますね。

のちにGLAYとダウンタウンは音楽番組で共演しており、そのころには人気絶頂となっていました。

「生きてく強さ」ライブ映像

「BEAT out! reprise TOUR」in 日本武道館

まず初めにこちらのライブ映像をご覧ください。

1996年9月9日に日本武道館で行われたライブの映像です。

懐かしいですね。

GLAYが全盛期だったこの1990年代後半はヴィジュアル系バンドブームでもありました。

そんな中でもGLAYの人気は凄まじく、リリースする曲は次々に大ヒットを連発。

そのひとつでもあるのが「生きてく強さ」です。

そして、“歌う事の意味”をヴォーカルのTERUをはじめメンバー再確認したといわれている曲でもあったようです。

その理由は、2004年のツアーの真っ最中に起こった新潟県中越地震で、Wikipediaでもこのように紹介されています。

2004年の「GLAY ARENA TOUR 2004“THE FRUSTRATED -extreme-”」中に新潟県中越地震が起き、その後の新潟での公演で“新潟の人々に元気を与えたい”ということでこのツアーで唯一演奏された。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/生きてく強さ

多くのアーティストがコンサートや活動を自粛したことも、みなさんの記憶にあると思います。

GLAYもそうでした。新潟公演では他の曲は中止となりましたが、唯一歌われた楽曲がこの曲なのです。

それだけGLAYが被災者に寄り添い勇気づけたいという気持ちが強かったのがわかりますね。

2011年の東日本大震災以降、「歌う意味を再確認した。GLAYの一つの転機となった曲」と語っており、被災地の人々を元気づけたいという想いからライブのラストナンバーとして演奏されることが多くなった。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/生きてく強さ

 また、2011年に起きた東日本大震災においても「生きてく強さ」はこのように紹介されています。

それでは、ここからはその“転機となった”歌詞の意味を紐解いてみたいと思います。

「生きてく強さ」にはどんなメッセーが込められているのでしょう

これからはもう迷わない

生きてく強さを重ね合わせ 愛に生きる
努力が実れば そうたやすく もう迷わない

出典: 生きてく強さ/作詞:TAKURO 作曲:TAKURO

誰もが生きていくには強さが必要です。

人生の色んな場面で強くあることが必要になってくる時があります。

1人では弱くて心もとない人もいるでしょう。

孤独に耐えられない人や、1人で強がって傷つく人もいるでしょう。

しかし“愛”のために強くなるというのは1人の力ではなく相手の力もあってこそということ。

1人だと未熟で弱くても、信頼し支え合える愛のある人となら道に迷わず前に進める。

この歌詞からはそんな解釈ができるのではないでしょうか。

1人では世界がくすんで見える