F♯m            F♯m 
やるせない俺は飲めもしないのにAlc.ばかりかっ喰らった
F♯m           F♯m 
覚えていない記憶なんかそこら中溢れてるpshyco
F♯m     F♯m 
酔っ払え取っ払えかっ浚ううちに乾く
F♯m     F♯m 
呆気ない容赦ない暇潰しより質が悪い

出典: 仏滅トリシュナー 作詞:マーガレット廣井 作曲:マーガレット廣井

そういえば、B.&Vo.のマーガレット廣井さんは、ライブでよく日本酒の一升瓶を持って、かっ食らいながら歌っているというレポを見た事がありました。もしかしたらこの「君」はマガレさん自身のこと?

しかし、びっくりしたのが、歌詞の話では無いのですけれど、このAメロずっと1コードなのですよ。それなのに無機質なんだけれど楽曲の表情の豊かさ。やっぱりスゴイ!馬鹿テクなんですね。

DM7    F♯m  DM7    G♯ A
「渇愛する」が止まらない吐き気が足りない

出典: 仏滅トリシュナー 作詞:マーガレット廣井 作曲:マーガレット廣井

最初の締めくくり、ですね。「君」は酔っ払いながらも激しく愛情に飢えているのだと感じます。

F♯m          F♯m
酷く嗤う君は際限のない不条理を創り出した
F♯m        F♯m
微笑で眠り狂えば彼岸だって辿るっていうのだ
F♯m     F♯m
酔っ払い取っ払いかっ浚う度に喉が渇く
F♯m     F♯m
呆気なく容赦なく甘え腐ったって生きられる此岸

出典: 仏滅トリシュナー 作詞:マーガレット廣井 作曲:マーガレット廣井

ここでまた「此岸」「彼岸」が対比されています。「微笑で眠り狂えば辿る彼岸」おそらく酔っぱらって寝込んでしまえば、煩悩や渇愛から解放された彼岸へ渡れる。

しかしこの世だって酒に頼れば「甘え腐ったって生きれる」。だらしないけれど、ある意味の「達観」なのかもしれません。やっぱり仏教的、かなり生臭いけど。

F♯m     F♯m
レスが無い瞑想
DM7    F♯m   DM7  F♯m
「渇愛する」が止まらない喝采中に吐き倒す
DM7 F♯m  DM7  G♯A
清濁など必要ない意識が要らない

出典: 仏滅トリシュナー 作詞:マーガレット廣井 作曲:マーガレット廣井

深酔いしすぎてとうとう「君」は深く寝込んでしまったようですね。「レスが無い瞑想」です。

でも結局、心の中(潜在意識下)で「君」はやっぱり愛に飢えている。

決して魂の解放を、望んでる訳では無い

F♯m            F♯m
流れ出すセロトニンはドロドロで使い物にならない
F♯m        F♯m
無感動を恐れることさえ煩悩であり辛い
F♯m        F♯m
記憶がないしょうもない半端者なのは知ってる
F♯m    F♯m
酔っ払え愉しめ考える隙を与えるな彼岸

出典: 仏滅トリシュナー 作詞:マーガレット廣井 作曲:マーガレット廣井

「セロトニン」は神経伝達物質、精神安定に作用し、それが不足すると心が不安定になり、ネガティブな思考になったりします。

それがドロドロに流れ出したら「煩悩」、汚れた心の淀みで辛くなるのは当たり前ですね。

そこで「君」は苦しみから解放された彼岸へ渡る手段を得るため、また酒に溺れてしまうのではないでしょうか。

F♯m     F♯m   F♯m   F♯m
レスが無い瞑想
F♯m     F♯m   DM7   F♯m
「渇愛する」もう止まらない喝采中に吐き倒す
DM7 F♯m  DM7   G♯A
清濁など必要ない意識が要らない
DM7 F♯m DM7  F♯m
   仏滅トリシュナー
DM7    F♯m   DM7    G♯A
「渇愛する」が止まらない吐き気が足りない

出典: 仏滅トリシュナー 作詞:マーガレット廣井 作曲:マーガレット廣井

「仏滅トリシュナー!」タイトルが叫ばれます。そこに聴こえる喝采はもしかして幻聴かもしれません。

それでも、愛への渇きは収まらない、もはやはっきりしたのか混濁したのか分からないけれど、意識も必要ない、と「君」は考えます。

それでもそれは自ら望んで進んだ結果なのです、決して悶々としてはいない。「生々流転」(せいせいるてん)?やっぱり最後まで仏教的でした。

歌詞解釈まとめ/何故「仏滅」に「渇愛」するのか考えてみる

【仏滅トリシュナー/八十八ヶ所巡礼】タイトルに込められた意味を歌詞から考察!コードもチェック☆の画像

それでは何故「仏滅」に愛を「渇望」するのでしょうか?

カレンダーを観ますと仏教の暦日では「六曜」という言葉があります、それは先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の六つ。

これに対して人間の「五欲」は色欲・食欲・財欲・名誉欲・睡眠の五つでひとつ少ないのです。

ところで仏滅はお釈迦さまが亡くなった「万事に凶とされる日」であり、人の心のよりどころが無くなり欲望や渇望、人が生来、身にまとってしまっている「煩悩」が強くなってしまう日なわけですね。

曜日はひとつ多いのに、欲望はひとつ少ない、そうすると人間の一番根源にある色欲がからむ、仏滅の確率が一番高くなる、のでは?と。

ああ、無理やりですね!!とにかく、曲のイメージ的に「大安トリシュナー」じゃかっこ悪いじゃないですか(笑。

終わりに