『Cherry Passport』というアルバム
小倉唯さんソロの2ndアルバム!
写真左が小倉唯さん。
大人気の女性声優です。
『ロウきゅーぶ』袴田ひなた役、『神様のメモ帳』アリス役などで有名になりました。
小倉さんは、声優石原夏織さんとユニットを組まれていました。
「ゆいかおり」です。
小倉さんはピンク担当でした。
武道館に8000人ものファンを集めたユニットです。
今は活動休止中のゆいかおり。
再開を願っているファンも多いです。
今は小倉さんも石原さんもソロアーティストとして活動中。
その2ndアルバムが『Cherry Passport』というわけです。
「Tomorrow」は踊らないナンバー
動画「みっくみくにしてあげる【してやんよ】」の「踊ってみた」も評判。
実は小倉さん、「踊り手」でなく「中の人」なのです。
ボーカロイドリズムゲーム「Project DIVA」の初音ミクのモーションアクターをされていました。
「踊ってみた」をセガ本社前で踊る人はなかなかいません。
曲のテイストも、ポップ、キュート、キャッチーという言葉が似合います。
しかしこの「Tomorrow」は少し雰囲気が違います。
アップテンポながらもピアノとドラムがメインの伴奏です。
2018年1月から行われた、2nd LIVE TOUR『Platinum Airline』にて披露されたこの曲。
サビで大きくステップを踏まれていますが、ダンスはほとんどありません。
時々前へ、「明日」へ腕を伸ばすようなしぐさが入ります。
終始観客に語り掛けるように歌われます。
ラスサビ前では、ステージ上方へ移動。
聴く人の心をつかみます。
歌詞、メロディや小倉さんの気持ちの込め方に注目です。
小倉唯さんの「Tomorrow」!
声優アーティスト、小倉唯さん
「Tomorrow」は小倉さんが歌うことで真価を発揮するといえます。
小倉唯さんは子役時代からレッスンを受けてきた方です。
声優デビューは13歳でした。
『Cherry Passport』は2017年7月に発売されました。
その時小倉さんは21歳。
小さい頃から芸能界で努力してきた彼女が紡ぐ、未来。
歌詞を読みながら、小倉さんが込めた思いを考えてみます。
「大人」と「自分の道」
「ちぐはぐ」でも「遠回り」でも
何がそんなに怖いの?誰の許可が欲しいの?
外では本音グッと飲み込み 厚塗りの笑顔
I don't needそれが大人というなら私はまだいらない
誰かの評価よりもこの目で見たものを信じたいよ
出典: Tomorrow/作詞:絵伊子 作曲:小野貴光
希望を感じさせるイントロでスタート。
小倉さんは小さい頃から「大人」に囲まれて過ごしてこられたはず。
また21歳になっても、小倉さんの「少女」らしいキャラクター性は失われていません。
彼女にとっての「大人」とは何なのでしょうか。
人に見られ、人に評価されることの多い仕事。
だからこそ、自分の道を見失うことはできません。
世の中に馴染むような美しいだけの色なら興味ない
ちぐはぐでも夢中になりたい 遠回りも楽しいでしょ?
出典: Tomorrow/作詞:絵伊子 作曲:小野貴光
見せかけであったり、体裁であったり。
何にしたって世間に合わせる方が楽です。
周りの反応も良いかもしれません。
それでもその時その時を生きること。
結果「ちぐはぐ」になっても良いのです。
「遠回り」でもいいのです。
むしろそのほうが楽しいかもしれません。
近道では見れなかった景色であることは確かなのです。
進んでいることもまた確かなのです。
努力を重ねること
誰の声でもない 私が積み上げた
努力の結晶は輝き続ける
誰かに笑われて悔しさに濡れても
迷い振りほどいて大きな一歩踏みしめたら
今は振り向かないよ 目指せ Tomorrow
出典: Tomorrow/作詞:絵伊子 作曲:小野貴光