何もないな 誰もいないな 快適なスピードで
道はただ延々続く 話しながら 歌いながら

カレンダーも 目的地も テレビもましてやビデオなんて
いりませんノンノン僕ら 退屈なら それもまたグー

出典: https://twitter.com/kochikaso/status/934063899799777281

周りに何もなくて、自分たち以外には誰もいなくて、ただ先へと伸びる道を進んで行くという、まさに「イージー・ライダー」の世界です!

予定も、つまらない娯楽もいらないと言い切っていますね。

名曲をテープに吹き込んで
あの向こうの
もっと向こうへ

出典: https://twitter.com/rekoreko102831/status/928243391535636485

名曲というのは、「Born to Be Wild」のことでしょうか?

この曲ができた時代は、まだカセットテープがあったんですね。ちょっと時代を感じます。

後半には、好きな歌だけをお供に、どこまでも行こう!というワクワク感がありますね。

思わず一緒に歌ってしまうサビは、こんな歌詞

僕らの自由を
僕らの青春を
大げさに言うのならば
きっとそういう事なんだろう

出典: https://twitter.com/kerorirari/status/932579874316828673

ぐっとくるサビ部分です。

ここまで語っていたこと、それらはつまり自分の好きな道を好きなように歩む自由とか、見えない未来へ向かっていく青春とかいう代物ですよね。

言葉にしてしまうと、ちょっと恥ずかしいし大げさだから、力の抜けた表現で語ってきたけれど、つまりは「そういう事」なんだよね、とまとめているようです。

【イージュー★ライダー/奥田民生】タイトルは○○と△△をかけてるって知ってた!?歌詞&MVを紹介!の画像

何もそんな難しい事 引き合いに出されても
知りません全然 だから 気にしないぜ とにかく行こう

出典: https://twitter.com/_niiyamashiori_/status/936930780466446337

ここでまた、細かいことは気にせず、どんどん前へ進もう!と、お気楽な人のポーズを取っています。

ポーズなのか、心底お気楽なのかは分かりませんが……。

気を抜いたらちらりとわいてくる
現実の明日はやぶの中へ

出典: https://twitter.com/quintet3/status/876286777052377090

どんなに自由人を気取っても、ちらっと現実的な問題が気になってしまい、迷うこともありますね。

でも、こういう迷いをたくさん乗り越えないと、本当の自由は手に入らないんです。

気持ちのよい汗を
けして枯れない涙を
幅広い心を
くだらないアイデアを
軽く笑えるユーモアを
うまくやり抜く賢さを
眠らない体を
すべて欲しがる欲望を

出典: https://twitter.com/nana2no3/status/888721907918422016

ここでは、自分が大事にしたいもの、または手に入れたいと思っているものを羅列しているようです。

爽やか青春ドラマのような、「気持ちのよい汗」とか、広い心とか、綺麗なことを並べたかと思えば、ちょっと弱さやずるさが垣間見えることまで、さまざまな内容です。

一体、何を手に入れたいの?と思いますが、最後でよくばりな気持ちについて言及しています。

すべてを手に入れたいと思い、それを実現するためには眠らずにがむしゃらに動き続けることができるのは、青春の特徴です。

最後はちょっと照れ隠し?

誇らしげに言うならば
きっとそういう感じだろう

出典: https://twitter.com/nakamai10/status/916155105493131264

最後のラインがこちらです。

ここまで、高らかに歌いきった青春とか、自由とかいうもの。

「ちょっと偉そうに語っちゃってるかな?」という照れが、「誇らしげ」という言葉の裏にあるような気がします。

【イージュー★ライダー/奥田民生】タイトルは○○と△△をかけてるって知ってた!?歌詞&MVを紹介!の画像

「イージュー★ライダー」を勝手に解釈!

歌詞からは、奥田民生がアーティストとしてこれからも自由な精神で歌を作り続けたいという気持ちと、青春をかけて続けてきた音楽活動への熱い思いが伝わってくるようです。

30歳という年齢になった奥田民生が、自分の情熱を語っている歌なのだな、という印象を受けます。

また、この年になって青春を語るのも恥ずかしいけれど、反面、大人だからこそ堂々と言ってもいいよね、というメッセージも感じます。

まだ30歳、もう30歳。

「イージー・ライダー」で世間の目を気にせず突っ走るおじさん達のように、まだまだ冒険していくぞ!と宣言しているようです。

でも、それを真っ直ぐに語るのは奥田民生のスタイルではありませんよね。

タイトルの「イージュー」に表されるように、ところどころ少しずつひねりを入れているのが、いかにも彼っぽいところです。