唯それだけで

平井堅【センチメンタル】ピアノを弾きながら歌う理由とは?PVや曲はユーチューブで視聴できるのかの画像

君を見つけて今わかったよ 手にするものは一つでいいと
こんなにも ああこんなにも せつない色に染まった心がうずくよ

出典: センチメンタル/作詞:Ken Hirai 作曲:Ken Hirai

君とはもうデートをする間柄のはずなのに「見つける」と歌詞は表現しています。

もしかしてここで君が僕を追いかけて来たことも想像させるのですが、歌詞を見てみましょう。

僕は再び君への思いを強くしているようですね。

僕の手の中に君からの思い「一つ」だけがあればいい。僕だけに届く愛が欲しいのです。

先程は心から音が聞こえていました。

ここではその愛で「心」の色が変わってしまったことにまた胸を締め付けられています。

大勢の人の中から僕が探し当てた君。僕の心の奥まで恋の色に染めたのです。

残念ながら君が上り電車に乗って、僕の元に来ることはありませんでした。

でも独りで歩く僕は、君からの思いが間違いなく心の中にいることが分かったのです。

歌詞最終章に向かいます。

途切れない記憶

君の香りが残るマフラー 巻いて家路を急ぐ
寒ささえ愛おしく感じる

君に出会って今わかったよ 心の居所(ばしょ)がどこにあるのかを
こんなにも ああこんなにも せつない音で泣いている鼓動が聞こえる

出典: センチメンタル/作詞:Ken Hirai 作曲:Ken Hirai

季節は冬、首元を温めたくなるような寒い日のデートだったようです。

僕の首に巻かれた「マフラー」から感じる香りが「君」を思い出させます。

これは僕と君が寄り添って歩いたことを表しているのでしょう。

それほどまでに距離が近い2人なのです。

「香り」をより強く感じたくてもう一度首に巻きなおしたのでしょうか。

冬だから感じることができた君の存在。冷たい風にも感謝をしたくなるでしょう。

再び心から響いてくるドキドキという音。

心にいる恋する幸せと痛みを抱き締めて、僕は僕の家に帰ります。

最後に

平井堅【センチメンタル】ピアノを弾きながら歌う理由とは?PVや曲はユーチューブで視聴できるのかの画像

平井堅さんの「センチメンタル」。当初はボーカルの無い楽曲でした。

時を経てピアノを弾きながら歌うラブソングに成長。

その歌詞は両思いを信じながらも、悩む姿を綴りました。

優しすぎる優柔不断な恋の歌平井堅さんだから描くことができます。

君と別れて独り家路に向かうまで、短い時間の心の移り変わり

鍵盤と向き合って歌えば、切なさがより伝わるでしょう。

目を閉じて歌う平井堅さんの姿を瞼の裏に焼き付けて、「センチメンタル」の世界に浸ってください。

愛が交錯する「改札」その1

平井堅さんの「センチメンタル」は「改札」が印象的に使われていました。

そして「改札」を舞台にしたラブソングは他にも沢山あります。

次はその代表ともいえる名曲「駅」をご紹介。

当初は、竹内まりやさんが楽曲中森明菜さんに提供をしました。

その後セルフカバーで、別の角度から脚光を浴びます。

安堵と疲労を抱えて通る夕暮れの改札。そこで目にした背中は…。

帰るべき場所に戻るための改札は、何を教えてくれるのでしょうか。

竹内まりやさんの「駅」をぜひご覧ください。

女性シンガーソングライターとして、世代に関係なく多くが支持する竹内まりや。彼女の代表作は数えきれないほど存在しますが、その中の一曲である『駅』は物悲し気でしっとりしたバラードナンバーです。今回は名曲の呼び声が高い『駅』にスポットを当てて、制作背景や人間模様をまとめていきます。

愛が交錯する「改札」その2

次にご紹介するのは野口五郎さんの「私鉄沿線」です。

「改札口」で始まる歌詞は悲しい別れを歌います。

改札を出ると賑やかな商店街があるのでしょう。

家に帰る間にあるお店は行きつけになることが多いですね。

いつものお店に独りで入ったことでかけられた言葉、「今日彼女は…」。

何気ないその一言が、別れの悲しみをより強くしました。

日々の暮らしに根付いている「改札」の風景が歌詞になったのですね。

失くした恋を思い出にできる「私鉄沿線」をぜひご覧ください。

1970年代、郷ひろみ・西城秀樹とともに「新御三家」と呼ばれ、絶大なる人気を誇っていた野口五郎。「私鉄沿線」はタイトルがニュースでも使われるようになったほどの大ヒット作です。今回はこの楽曲の歌詞をじっくり読み込んでいきましょう。モデルの駅が存在しなかったとはどういうこと? これについてもお答えします。

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