イミテイション・ゴールド
阿木燿子・宇崎竜童
多くのヒットナンバーを手掛け、山口のスターダムを支え続けた夫妻。
一覧にまとめてみましたので、チェック!
- 横須賀ストーリー
- 初恋草紙
- 夢先案内人
- イミテイション・ゴールド
- 乙女座宮
- プレイバックPart2
- 絶体絶命
- 曼珠沙華
- 美・サイレント
- 愛の嵐
- しなやかに歌って
- 謝肉祭
- ロックンロール・ウィドウ
- さよならの向う側
- あなたへの子守唄
本当にどれも大ヒットナンバーで驚くばかり。
山口百恵最後の楽曲となった「さよならの向こう側」も彼らによるナンバーです。
この二人の作詞・作曲のナンバーって、誰が歌ってもそれなりに格好がつくので本当にすごい。
カラオケで試してみてね。
歌詞
それでは、めちゃくちゃ大人っぽい歌詞、チェックしてみましょう。
ちなみにこれ歌っていた時、百恵ちゃん18歳です。
シャワーのあとの髪のしずくを 乾いたタオルで拭きとりながら
出典: http://j-lyric.net/artist/a0013c2/l006945.html
「ながら」で一回止めてるんですよね、とんでもないセンス。
冒頭ちらっと聞いただけではこれが誰なのかわかりませんが、シャワーなどのワードから「なんだか艶っぽいな」と聞く人の耳を掴みます。
彼が窓辺で話しかけるわ 流れる雲さえ季節の色だと
私は軽い目まいを感じ マニキュアの指 かざしてみるの
出典: http://j-lyric.net/artist/a0013c2/l006945.html
濡れ髪の君は、主人公の恋人だったようです。
「もう空が初夏の色だね」なんて、そんなセリフでしょうか?
この歌詞、“季節の色”と言っているだけで、とくに季節は指定していません。
ただ何となく、シャワーのあとに薄着で過ごせて、女性がマニキュアを塗り直す時期と言えば夏かな、とニュアンスで伝えてきます。
ア・ア・ア イミテイション・ゴールド ア・ア・ア 焼けた素肌が
ア・ア・ア イミテイション・ゴールド 若いと思う今年の人よ
出典: http://j-lyric.net/artist/a0013c2/l006945.html
恋人は、焼けた素肌の若い男性のよう。
と言っても18歳の言う「若い」ですから、一体いくつなんだという感じですが。
ちなみに“イミテイション”とは、模造品という意味。
なぜ、模造品なのでしょうか?
続きを見てみましょう。
声が違う 年が違う 夢が違う ほくろが違う ごめんね 去年の人と又比べている
出典: http://j-lyric.net/artist/a0013c2/l006945.html
去年はどうやら、違う恋人のもとにいた様子の主人公。
今年の恋人を「若い」と表現するくらいですから、年上の男性だったのでしょうか。
西陽の強い部屋の片隅 彼が冷蔵庫バタンと閉じる
パックのままの牛乳かかえ 身軽な動作で運んでくれるわ
出典: http://j-lyric.net/artist/a0013c2/l006945.html
西陽ですから、時間は午後4時ごろでしょうか。
午睡から目覚めて、シャワーを浴びたあとの休日の恋人たちが想像できます。
ア・ア・ア イミテイション・ゴールド ア・ア・ア 命そのまま
ア・ア・ア イミテイション・ゴールド 飲み干したけど今年の人よ
出典: http://j-lyric.net/artist/a0013c2/l006945.html
先ほどの牛乳を一気飲みしたのでしょうか?
お風呂上りに牛乳を飲み干す彼を見て、去年の彼ならビールだったな、とか思っているのかもしれません。