シズゴらしいラブソング!「DAYS」収録曲
「甘い記憶」はシズゴことthe shes gone(シーズゴーン)らしい日常的なラブソング。
初めての全国流通盤となるミニアルバム「DAYS」(2019年1月23日)の収録曲です。
そのMVがこちら!
「甘い記憶」MV
まるで夢の世界に飛び込んだかのような淡い光が印象的な映像です。歌詞も付いています。
シズゴの演奏シーンと物語仕立てが交互に混ざり合う構成。とにかく女の子がかわいいですね。
日常的な街やイチョウ並木、カフェなどでかわいい笑顔をふりまいている女の子は橋下美好さん。
橋下美好って?
橋下美好(はししたみよし)さんはファッション雑誌「mer(メル)」などで活躍するモデルさん。
あふれる透明感、色素の薄い肌&瞳が奇跡的!と話題になっています。
歌詞付きMV解説!
さて、シズゴ「甘い記憶」の歌詞付きMVを解説していくわけですが、まずは大まかなテーマから。
「甘い恋」ではなく「甘い記憶」という、まさにタイトルどおりの内容になっています。
恋そのものに浸っている真っ最中……というよりは回想している、思い描いている感じです。
記憶の中の彼女、そして恋はひたすら甘いイメージになっています。まるで王道の少女漫画!
現実にも確かに存在するような彼女であり恋ですが、長い人生においては一瞬の出来事でしょう。
恋に恋する時期の女子が夢見るような恋愛なわけです。しかし歌物語の主人公は男子!
恋や女子を意識し始めたばかりの男子にとって、女子は甘いお菓子のような存在かもしれません。
ふわふわぶりに見とれて舞い上がっている感じ。実際にぼーっとなる男子も多いのでしょう。
とくに草食系男子にとって“あるある話”というイメージです。しかしバンドの曲となると……。
夢のような甘い恋を描く男性ボーカルのバンド。昔は少なかったけれど最近増えてきた感じです。
ゲスの極み乙女。というよりはindigo la End川谷絵音さんの功績が大きいかもしれません。
男子にも、王道の少女漫画を地でいくような瞬間がある!……そんな世界観に浸りましょう。
逆シンデレラ
夢か現実か 分かるが夢のようだ
本当に良いんだろうか?
隣に居ても良いんだろうか?
出典: 甘い記憶/作詞:兼丸 作曲:兼丸
MVでは、シズゴメンバーの演奏場所も、橋下美好さん演じる彼女も、淡い光にあふれています。
歌詞にあるとおり、夢のような世界。夢と現実の区別はついているけれど……という話です。
とにかく可愛い彼女であることはMVでも表現されています。でも主人公の男子は自信なさげ。
こんなに可愛い彼女とつき合えるなんて夢みたい……と浮かれる反面、心配になるのでしょう。
王道の少女漫画だと、かっこいい男子と地味な女子という組み合わせが多いかもしれません。
そのイケメンのまわりのイケてる女子たちが、地味女子だと不釣り合い!と言い始めるわけです。
地味女子は「やっぱり私なんかが隣にいるべきではないのかも……」と悩むのが定番の展開。
「甘い記憶」ではその逆のパターンというわけですね。さて、現実的にあり得る話でしょうか。
主人公の男子が草食系なのか地味なのかもはっきりしませんが、彼女は高嶺の花っぽい感じ。
つき合えるはずがない……と感じる相手だからこそ、自分でいいの?と不安になるわけです。
どちらかが格差を感じるカップルも存在するはずですが、実際には少ないかもしれません。
実は少女漫画の場合、地味女子の願望が入っているわけですね。いわゆるシンデレラストーリー。
灰まみれのシンデレラが王子様に見初められるように、格上と感じる相手とつき合いたいのです。
「甘い記憶」ではシンデレラの逆パターンが描かれているので、男子は夢の世界へと導かれます。
そして女子は「僕なんかでいいの?」と思われることで、お姫様気分を味わえるでしょう。
そんな甘い世界へようこそ!という冒頭になっています。
彼女がOKなら…
隣に居る君が良ければ
なんでも良いや
それくらい浸っているんだ
こんなことあるんだな
出典: 甘い記憶/作詞:兼丸 作曲:兼丸
シンデレラの場合、王子様が見初めたことでお姫様になりました。「甘い記憶」はその逆ですね。
主人公の男子のことを、彼女が良し!と言えば良し!なのです。思う存分、浸りましょう。
はしゃぐ彼女が可愛い
はしゃぐ君 子供みたいだ
白線踏み歩く姿
僕は何度もまぶたで
シャッターを切った
出典: 甘い記憶/作詞:兼丸 作曲:兼丸