君の鼻歌や 拗ねた横顔も 大事な記憶
会えない日も 自然と心は 軽く弾むんだ 君がいれば
出典: a kind of love/作詞:MEG.ME 作曲:KOUGA
鼻歌や拗ねた横顔など、何気ない日常を大切に思っていることが伝わってきます。
会えない日ですら心が弾むとあるように、不安な要素はなく、毎日が穏やかな幸せに包まれている印象です。
いつもの日々が きっときっと
煌めくだろう もっともっと
今日という日の終わり
君を感じられたらいい
僕らなしでも世界は
必ず回り続ける それでもね
僕には君が必要なんだよ
This is a kind of love
出典: a kind of love/作詞:MEG.ME 作曲:KOUGA
サビは、特別な日でなくても毎日が煌めいていて、「もっともっと」と願う気持ちの歌詞です。
自分たちがいなくても世界は変わらない、という現実的な視点も入っています。
それでも君が必要と言うのは強い愛情表現でしょう。
ただし「I love you」と言わずに「a kind of love」と表現しているのはどこか照れくささを感じさせます。
知りたい情報なら 大体見つかるけれど
予想の 斜め上を行く 君は規格外
人混みに流されて はぐれそうな僕の袖
掴んだ 君の細い指を 思わず握りしめた
出典: a kind of love/作詞:MEG.ME 作曲:KOUGA
ふたりの日常がつづられています。
情報や人混みなど、1番の歌詞と違ってふたり以外の存在をイメージさせる言葉が散りばめられています。
君のマニュアルは 存在しないから どんな時でも
僕の想い ちゃんと届いてる?確かめていたい 君がいれば
出典: a kind of love/作詞:MEG.ME 作曲:KOUGA
1番の歌詞とは打って変わって不安な気持ちが顔を出しました。
どの瞬間も きっときっと
忘れられない ずっとずっと
明日という始まり
そばで見られたならいい
僕の知らない世界も
それなりにハッピーなんだろう
それでもね 君のいるココが居場所なんだよ
This is a kind of love
出典: a kind of love/作詞:MEG.ME 作曲:KOUGA
2度目のサビです。
最初のサビよりも少しふたりの間に距離が感じられる歌詞になっています。
自分の知らない世界に関心を示す彼女を認めつつ、自分のそばにいて欲しいと願う言葉が並べられています。
思い通り作りあげた
どんな 完璧なフィクションよりも
たった一人 君に触れていたいと思った
出典: a kind of love/作詞:MEG.ME 作曲:KOUGA
1番の幻想的とも思えたふたりの関係から一転して、相手を強く求める感情が現れています。
フィクションは「虚構」や「架空のお話」といった意味です。
理想的なラブストーリーよりも、触れられる確かな存在を求めているように感じられる歌詞でしょう。
いつもの日々が きっときっと
煌めくだろう もっともっと
この先の未来
君と描いて行きたい
僕らなしでも世界は
必ず回り続ける
それでもね 僕には君が必要なんだよ
This is a kind of love
ただ一つ This is a kind of love
出典: a kind of love/作詞:MEG.ME 作曲:KOUGA
最後のサビです。
今日という日の終わり
君を感じられたらいい
明日という始まり
そばで見られたならいい
出典: a kind of love/作詞:MEG.ME 作曲:KOUGA
最初と2回目のサビは上記のように歌われていたものが、最後のサビでは以下のように変わっています。
この先の未来
君と描いて行きたい
出典: a kind of love/作詞:MEG.ME 作曲:KOUGA
これまでは「感じられたら」とか「見られたなら」といった消極的な態度でした。
それが「描いて行きたい」という主体性のある表現に変化しています。
「a kind of love」のフレーズこそ変わらないものの、歌詞の主人公の気持ちは明確に変化しました。
始めは照れ隠しのような「a kind of love」という表現でしたが、最後のサビは愛の宣言です。
「a kind of love」の歌詞は、ふたつの愛情の形を表現しています。
ひとつは環境が変化していく中でも変わらない愛情。
もうひとつは、環境が変化するからこそより強く感じられる愛情です。
まるで、体制が変わった超特急が、それまで以上の愛を8号車のみんなに伝えているようです。