【スマイルドロップ/SKY-HI】こだわり抜いた歌詞の意味を解釈！アルバムに別バージョンが？MVも♪

歌詞の中にも登場する「カラスウリ」。もともとのタイトルはこれが候補だったんですね。

夏、夜の間にだけ花を咲かせる、少し変わった花です。

カラスウリの花は真っ白で、花びらのふちから細いひものようなものがレース状に伸びていて、とにかく独特です。

花言葉はいくつかありますが、そのうちのひとつが「男嫌い」。恋愛を匂わせる単語ですね。

最終的にタイトルは「スマイルドロップ」に落ち着いたわけですが、この「drop」の意味をどう解釈するかで意味が変わりそうです。

drop=落とす、と解釈すると、笑顔を落としてしまった=笑うという感情をなくしてしまうほどの悲しさ、と解釈できます。

drop=しずく、と解釈するとどうなるでしょう？　筆者は、笑いながら流す涙のことかな、と感じました。

ともかく、タイトル候補だった「カラスウリ」最終的に決まった「スマイルドロップ」この２つを総合すると…

恋人と別れた後の切なさ・辛さを描いた曲…ということがイメージできますね。

2017年7月25日

笑顔になれない、幸せって何だったのか、今はよくわからない。

どうやら何か辛いことがあったようです。

ものすごく辛いときってうまく笑えないし、何をやっても幸せを実感できなくなったりしてしまいますよね。

もう少し読み進めてみましょう。

恋人と別れた次の日って、生活がガラッと変わってしまって、何をしてもふわふわしてしまいがち。

「街中でも圏外」なんていうフレーズがまさにその状況を言い当てています。

「この際風邪でもひいて寝込むのも悪くないか/夢の中でならまた君に会えるからさ毎晩」

この部分からは未練めいた気持ちが感じられます。

まだ好きだったけれど、別れを切り出さなきゃいけない理由があったのか、それとも振られてしまったのか…どんな別れ方をしたんでしょう。

2017年6月19日

「キレイに笑わないで/瞼にあなたがいて/いっそ目を醒まさないで…/なんてトコで朝が来て」

疲れて眠ってしまったんでしょうか。別れてしまった恋人の夢を見たんですね。

なんだ、別れたのにまだ夢に見て、バカみたい…なんて笑った笑い声も「36.5℃（ろくどごぶ）」、平熱で、いつも通り。

別れた日（一昨日）のと同じ、案外変わらないな、なんてちょっぴり皮肉です。

案外平常運転の自分を確認して「こんなもんかな」「遊びに行こうか今夜とか」外に出て気分を紛らわすつもりみたいです。

でも、いざ出かけてみたら「空が眩しくて/少し腫れた目に刺さった/まぁ涙目にはなった」。

あれ？　今夜遊びに行こう、って言ってたんじゃ…

もしかしたら夕日が目にしみたのかもしれませんが、個人的な解釈としては、涙の理由を眩しさのせいにしているようにも思えます。

「こんなもんかな」なんて強がって普段通りのつもりでいたけど、ふとしたきっかけで心がきゅっとなってしまう。

別れの直後って、そんな気持ちになったりしませんか？

やっぱりまだ別れた恋人への想いが断ち切れないんですね。

楽しかった記憶が余計に会いたくさせてしまいますから、記憶を消したい、という気持ちもわかります。

「Babe, 最後の涙は見間違いかい？/変に聞こえるだろうけど 一番キレイに思えたんだ ねぇ」

別れの瞬間には恋人も涙したんですね。

「一番キレイに思えた」というフレーズと「スマイルドロップ」というタイトルを考えると、泣き笑い、だったのでしょうか。

「じゃあね」なんて言って、泣きながらも無理して笑うような、さよならの挨拶があったのかな、と想像できます。

最後には「夢の先まで飛んで落としものを探しに行こう」というフレーズ。

今の煮え切らない状況から抜け出して、前に進みたいという気持ちが感じ取れます。

恋愛にしても、それ以外のことにしても。辛いことがあって落ち込んでしまっても、最後には前向きになれることが大事ですよね。

この曲は、辛い状況の上に立って前を向けるように、という、リスナーに向けたSKY-HIなりのエールなのかもしれません。