思ってもないこと言っちゃったり
みんなが出来ること出来なかったり
いつもどこかで間違える
そんな自分が嫌だった

出典: ほら、笑ってる/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子

せっかく距離が縮まったと思っていた相手に余計なことを言ってしまったりしてせっかく築いた関係を壊してしまったり、才能はあっても当たり前のことができなかったりと不器用な女性の姿が描かれています。

そういう自分が分かっているなら改めればいいと思う人もいるかもしれませんが、分かっていて、何度も変わろうとしているのに失敗を繰り返していると嫌になる気持ちはわかりますよね。

一生懸命に頑張って、変わろうとしても変われない部分を、長所として認めてくれる人が現れれば、報われるのですが、それも奇跡的な出会いだったり、ずっと一緒にいてくれた相手とうまく結ばれることができない限りはなかなか難しかったりしますね。

こんな自分をほっといてくれない人のために笑っていたい、走っていたい

でもこんな自分を
ほっといてくれない人がいて
そんな人のために笑っていたくて
走っていたくて

出典: ほら、笑ってる/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子

前の歌詞で不器用な部分も認めてくれる人が現れれば報われるということを解釈しましたが、ここの部分で出てくる「でもこんな自分を ほっといてくれない人がいて」というこの人こそ、まさにそれですね。

「そんな人」と出会って、「そんな人のために笑っていたくて」「走っていたくて」と今までよりももっと頑張れるという前向きな姿が描かれています。

冒頭で歌われていた「一人じゃないこと知ってしまった」という気づきも、この人との出会いによって気づけたことだったのでしょう。

筆者はまだ映画『ミックス。』を見ていないのですが、この映画の登場人物も、そんな運命的な出会いによって人生が変わっていくのではないでしょうか。

見つけた、奇跡よりもキラキラしたもの

奇跡なんて起きない
そんなことはもう分かってる
でも悲しくなんてないよ
小さな幸せあなたと数える

奇跡なんていらない
そんなものよりキラキラしたもの
もう私はたくさん持ってる
ほら、空も笑ってる

出典: ほら、笑ってる/作詞:宮崎朝子 作曲:宮崎朝子

起きない「奇跡」よりも、やっと出会えた「あなた」と過ごすことで生まれる幸せを数えたいという歌詞

そして、もし「奇跡」は起こるとしても、「奇跡」よりも輝くものをを「あなた」のおかげで得られた私はもう「奇跡」はいらないと言っているのですね。

「ほら、空も笑ってる」という歌詞は、自分の晴れやかな気持ちが、見上げた空すら笑っていると感じさせるような情景を描いています。

笑っているのは空ではなく自分だったのでしょう。

気持ちの持ちようで、傷だらけでも走れると思えたり、気持ちの持ちようで、空さえ笑っていると思えたり。

気持ち次第で人生は幸せなものに何度だって変えられる、そんな前向きなメッセージを歌っているのでしょう。

おわりに

【SHISHAMO/ほら、笑ってる】頑張る女性に寄り添うMVに注目♪映画主題歌の今作を紹介!の画像

注目の映画主題歌SHISHAMO「ほら、笑ってる」を紹介しましたが、いかがでしたか?

頑張っている女性に、もっと頑張れというのではなく、頑張っている自分を認めてあげようというような歌詞でしたね。

自分が一生懸命頑張っているのに、報われない時、さらに無理をして疲れ果てて、より状況は悪くなってという時ほど、どんどん視野が狭くなって、周りのことも見えなくなりがちです。

しかし、そんな時こそ周りを見て、自分を想ってくれている人に気づけたら自分のことをそれ以上は嫌いにならずに済みそうですね。

曲の最後は「そんな私、好きになれますように」笑っていようという歌詞で締めくくられています。

できるだけ笑うこと、自分が嫌いな自分を放っておいてくれない人に気づくこと、そして、自分を好きになること。

今日から始めたい心がけですね。 

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