【夢のチカラ】とはどんな曲?
高見沢俊彦がプロデュースした楽曲
バラエティやドラマなどテレビだけではなく、アーティストとしても活躍している【上戸彩】。
そんな彼女が2005年6月8日にリリースしたのが【夢のチカラ】です。
上戸彩本人が出演したテレビドラマ「アタックNo.1」のエンディングテーマとしても起用されました。
さらに「THE ALFEE」の「高見沢俊彦」がプロデュースしたことでも注目を浴びたのがこの楽曲なのです。
歌詞は誰もが抱いたことがある「夢」に纏わる内容になっています。
そこからみえてくるのは「生きる」という漠然としてなかなか意味を見つけられない永遠のテーマの答えです。
これからこの楽曲に託された想いと「生きる」ことの答えを読み解いていきたいと思います。
タイトルから読み解けること
タイトルは【夢のチカラ】。
ここから読み解くことができるのは、夢にどれだけの力が込められているのかです。
自分の中で湧いてきた好奇心や興味が膨らみ、大きな希望や理想へと変わっていきます。
そして出来た自分の中での目標。
その目標を目指す過程では、たくさんの力が宿っているといっているのです。
歌詞の意味を読み解きながら、夢に宿った力にはどのようなものがあるのかも踏まえてみていきたいと思います。
歌い出しから伝わってくる想い
誰のためでもなく自分のために
その夢を叶えたい
たった一人の自分のために
出典: 夢のチカラ/作詞:高見沢俊彦 作曲:高見沢俊彦
自分の中で抱いた夢を叶えてあげられるのは自分1人しかいません。
裏を返せば自分が叶えようとしなければ、夢が叶うことはありえないのです。
夢を諦めてしまう人も多いでしょう。
「目標に届かないから」「頑張っても上手になれないから」。
いろいろな理由で消えてしまった夢や願いは、自分が思い直さない限りもう2度と日の目を見ることはありません。
自分が諦めてしまったら、その夢たちは誰からの救いもなくただ腐っていくのを待つだけなのです。
せっかく抱いた興味を無駄にして捨ててしまうより、自分のために叶うまで努力をして欲しいと歌っています。
歌い出しでは自分が描いた夢は活かすも殺すも自分の一挙一動で変わってしまうのだと綴られていました。
自分を照らす希望の光
遠く輝く
微かな光頼りに
暗闇の中を彷徨いながら
誰もが未来を探してる
出典: 夢のチカラ/作詞:高見沢俊彦 作曲:高見沢俊彦
夢を目指す道のりは簡単ではなく、誰もが模索をしながら進んでいきます。
その道中には苦しい障壁や大きな挫折など、たくさんの困難が待ち受けていることでしょう。
ですがそれを乗り越えるための支えとなるのが、自分が描いている希望の光。
夢に対して描いている憧れや期待が自分の体を突き動かす原動力になっていくのだといっているのです。
どれだけ苦しくても理想の場所へ辿り着きたいという想いは、簡単に消え去るものではありません。
誰もが平等に抱くことができる夢という願い。
そこに向かって突き進む誰もが、大きな原動力と強い想いを持ち合わせているのだと読み解くことができました。
夢を追いかける中で大切なこと
悔しい想いも糧になっていく
だけど忘れないで
流れる涙を
分かち合える友がいることを
出典: 夢のチカラ/作詞:高見沢俊彦 作曲:高見沢俊彦
夢を追いかける中でも、覚えて欲しいのがこの2つなのです。
辛い時に流した悲しみの涙、上手くいかない時に流れた悔し涙。
しかしそれは涙を流した数だけ感情が揺れ動き、その分人間としても成長している証なのです。
それだけではなく、一緒に夢を目指している仲間や夢とは関係なくできた友達。
いろいろな苦悩を受け止めてくれる存在への感謝も忘れていけないのです。
夢は1人で追いかけているようでたくさんの人に支えられているのだと気づかされます。
苦しい時は励ましてくれ、落ち込んだ時には救いの手を差し伸べてくれる。
仲間や友達が与えてくれる力は計り知れないのです。
この歌詞では涙が自分を成長させてくれる糧になるということ。
そして仲間や友達が、いつも心を支えてくれ力を与えてくれていたのだと感じ取ることができました。