16年もの間トップに君臨し続けた天才、アヴリル・ラヴィーン
2018年現在、アヴリル・ラヴィーンが衝撃的なデビューを飾ってから早くも16年。
思えばデビュー早々にして世界中から注目を浴び、その後16年もの間シーンのトップを走って来たというのはとんでもない話ですね。
彼女の年齢から考えても、それは人生の半分の時間をトップに君臨し続けたということ。
それこそ、音楽をするために生まれて来たと言って過言ではないと感じさせられます。
16年経った今もデビュー当初の曲の存在感が凄い!
そのキャリアの中で数々の名曲を生み出しつつも、未だにデビュー当初の楽曲が代表曲として挙げられるというのが彼女の凄いところ。
これが何を物語るのかと言えば、アヴリルの音楽センスが生来のものだということです。
積み上げていった努力が実を結び、才能を発揮する音楽家もたくさんいます。
しかし彼女が17歳にして世界的なヒット曲を生み出したということは、努力だけでは推し量れません。
それほどに彼女のデビューというのは衝撃的なものだったのです。
アヴリルのパンキッシュなイメージを決定付けた1曲「Sk8er Boi」
そう、今回彼女の楽曲から注目するのは2002年にリリースされたデビューアルバム「Let Go」からシングルカットされた「Sk8er Boi」。
読み方は「スケーター・ボーイ」。
数字の8が使われているのは日本語で言うところのいわゆるギャル文字のようなもの。
8は英語だと「エイト」と発音しますよね、それを文字って「ate」という意味に。
つまり「Skater Boi」となるわけです。
当時彼女は17歳ということで、まさにそういう表現を使いたい真っ只中の年齢だったのでしょうね!
天才と言えども、普通の女の子のような一面があるものだなと感じさせられます。
街を占拠してのゲリラライブを描いたMVは10年に1本のクオリティ
イギリスのBTビジョンはこのミュージック・ビデオについて、3番目に「この10年間で最も秀逸なミュージック・ビデオ」としている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/スケーター・ボーイ
10年間で最も秀逸…すなわち10年に1本出来るか出来ないかのクオリティのMVということですね。
10年間で一体どれほどの楽曲が生み出されるか想像もつかないということが、このことの凄さを物語ります。
映されるのは街を占拠してゲリラライブを行うアヴリル。
ギターを振り回して自動車のフロントガラスを割ってしまうなど、アグレッシブな姿が収められています。
パンキッシュなイメージが強い彼女ですが、それを決定付けたのはデビューして間もなくリリースされたこの曲なのではないでしょうか。
シンプルなメロディで聴かせる類まれなるポップセンス
ご機嫌なギターリフから楽曲は幕を開け、シンプルな曲構成で展開されていく楽曲。
Bメロというのはある種邦楽の文化的なところがあって、洋楽だとこの曲のようにAメロからいきなりサビへ行く曲も少なくありませんね。
しかしそれを踏まえてもメロディに一切の無駄がない。
ちょっと陰りを見せたように感じさせるCメロにしたって、よく聴いてみればすごくシンプル。
これだけストレートなメロディでここまでのポップセンスを感じさせるというのは、やはり10代で世界的にヒットしたというのも頷かせるものがあります。
考えていることはやはり普通の女の子だった?
気になるのはこの記事の本題でもある歌詞の内容ですが、どうやらこの頃の曲に関しては賛否両論あるようですね。
アルバム『レット・ゴー』のレビューで、Allmusicのクリスティーナ・サラチェーノは「卓越した音楽的センス」としている一方、作詞に関してはラヴィーンの欠点であるとも述べている。その歌詞について、雑誌 ブレンダ―のジョン・ペリーは「素朴でかわいらしい」とも評価している。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/スケーター・ボーイ
卓越した音楽センスは持っていても、考えていること自体はやはり普通の10代の女の子だったということでしょうか。
良く言えば作りこまれた歌詞よりも、ありのままを表現したものの方が彼女らしいとも言えますが…。
ここからその内容を和訳しながらチェックしていってみましょう!