「君の鼓動の中のリズムを感じるんだ」

鼓動の中のリズムというのは、本能が求めているもののようなニュアンスでしょうか。

本能が求めているものとは、つまり自分が本当にやりたいことですよね。

今日が人生最後だとしたら、本当にやりたいことに対して「いつでもいいや」とは言えなくなってしまいます。

カーテンコールというのは、舞台が終わった後に演者が幕の前に並んでお辞儀をすることですが、それはきっと公演の中で一番拍手を浴びる瞬間、つまりピークです。

この言葉をここに持ってきているのは「人生のピークは常に今なんだ」という想いの表れでしょう。

今がピークなのだから、本当にやりたいことをやるのは今しかないということですね!

失敗は次に活かして進もう

Forget about tomorrow.Like it's my show time
1秒も無駄にはできない
昨日までの涙をとかしたら
自分の信じた道を歩く

出典: Shake Your Body/作詞:ReN 作曲:ReN

「起こったことを気にしてもしょうがない」のようなことはよく言われますが、全く気にしないのは少し違う気がします。

「昨日までの涙をとかしたら」という歌詞は単に辛いことを忘れるという意味ではなく「その経験を自分の礎として昇華する」のような意味ではないでしょうか。

失敗したことを後悔するのではなく、次に活かせるようにきちんと向き合う。

この部分で歌われているのは、そんな内容だと感じます。

「Shake Your Body」に込めた想いを感じてほしい

Can you feel the rhythm of this music
誰にも止められはしない
眩しく回るミラーボール
命燃やし叫び続けるの

出典: Shake Your Body/作詞:ReN 作曲:ReN

「この音楽のリズムを感じるんだ」

この音楽というのは、まさに「Shake Your Body」のことでしょう。

それぐらい熱いものをこの曲には込めているから、心して聴いてほしいというReNの想いが表れていますね。

ReN自身、命を燃やして音楽と向き合っている

「命燃やし叫び続けるの」という言葉の通り、命を燃やすような想いで彼は日々音楽に向き合っているのでしょう。

自分の音楽に賭ける情熱を表すことで、聴く人の背中を押しているようなそんなイメージですね。

答えは自分だけが知っている

Don't know what you're waiting for?
Shake your body
Don't know what you're waiting for?
Make your body
Don't know what you're waiting for?
Rock your body
Live like today is your last day

出典: Shake Your Body/作詞:ReN 作曲:ReN

「自分が何を望んでいるかわからないのか?

君を震えさせるもの

君を作るもの

君を揺さぶるもの

君にとって今日が最後の日のように生きるんだ」

ここまでで何度も自分の本能と向き合うことを促してきたこの曲。

ここに来てその答えももうわかったんじゃないかと言わんばかりに問い掛けてきます。

どんなときに高揚し、どんなことを積み重ねて来たのか

自分がそのことに対して震えるような興奮を覚えたり、それ自体が自分を作っている一要素だと思えたり、そういう感覚にさせてくれるものがその人の望むもの。

「やりたいことが見つからない」なんて人もきっと、自分と向き合ってみればどんなときに高揚感を覚えるのか、無意識にでもどんなことを積み重ねて来たかはわかるはず。

きっとその中にやりたいことのヒントは隠れているのではないでしょうか。

それは決して他人にはわからないことです。

自分と向き合うことでしかわかり得ないことだから、この曲では何度も自分の本能と向き合うことを促していたのですね。

シンプルでストレートな歌詞になっていましたが、大事なことというのは得てしてそういうものなのでしょう。

アーティストとしても、人としてもカッコイイReN

ReN【Shake Your Body】歌詞を和訳&解説!流した涙を忘れる方法とは?信じる道を進もうの画像

今回はReNの「Shake Your Body」を紹介、歌詞を解釈させていただきました。

多くの人の背中を押す内容が歌詞の中には歌われていましたが、最後まで一貫していたのは「自分と向き合う」ということ。

それも考えてみれば道理で、自分の望みがはっきりしないのに望みが叶えられるはずなんてありません。

でもこれって、当たり前のことのようで見失ってしまう人も多いことですよね。

言われてみれば当たり前なこのメッセージが説得力を持つのも、やはりアーティストの人となりがあってこそです。

そんな内容の楽曲を堂々と歌えるReNはやはりアーティストとして、そして人としてもカッコイイなと感じさせられる1曲でした!