yama「カーテンコール」について

yama【カーテンコール】歌詞の意味を考察!春はなぜ短いのか?筋書きのない恋とその結末を読み解くの画像

中性的な透明感と力強さをあわせ持った魅力的な声の歌い手、yamaさん。

性別も素顔も謎に包まれたアーティストです。

楽曲「カーテンコール」は2021年5月28日にリリースされた9thシングルになります。

作詞作曲は南雲ゆうきさん。

yamaさんの7thシングル「名前のない日々へ」で楽曲提供をされ、今作も担当しています。

どちらの曲もカタカナや外国語表現が出てこない、日本語表現の感性が光る作品です。

「カーテンコール」は、恋愛番組恋愛ドラマな恋がしたい~KISS or kiss~」主題歌に選ばれています。

ABEMAにて配信されている若手俳優が恋愛ドラマの撮影をしながら本当の恋をしていく様子が見所の作品です。

番組の内容と重なる歌詞にも注目しながら、本記事ではこの楽曲の歌詞の意味を考察していきます。

タイトル「カーテンコール」の意味は?

カーテンコールとは演劇や音楽会などの本編が終わった後、出演者を観客が拍車で舞台に呼び戻すことです。

「幕」や「筋書き」など、芝居が行われている舞台を連想させる言葉が今回の楽曲では効果的に使われています。

Music Video

MVでは、近未来和風など様々な要素が組み合わされた独特な世界が描写されています。

傘を被った人たち、巨大なタンポポらしき花、能舞台の老松を思わせる植物。

1つ1つのモチーフが視聴者に歌詞とあわせて意味を投げかけているかのようです。

楽曲とあわせてこちらのMVもぜひチェックされてみてください。

恋の幕が上がる

本当の恋に落ちる

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筋書きのない恋に落ちよう
開かれるのを待つ本のように

出典: カーテンコール/作詞:南雲ゆうき 作曲:南雲ゆうき

曲の冒頭からシンプルな表現ながら、とてもドラマティックな出来事が描写されています。

「恋愛ドラマな恋がしたい~KISS or kiss~」は撮影をしながら本当の恋を見つける俳優たちを映している番組です。

台本を読み稽古を重ねながら、本当の恋に落ちていくという番組のコンセプトに当てはまっています。

まだ開かれていない本の中身は知る由はありません。

それでもきっといろんな感情をもたらしてくれる、自分にはきっと読む価値のあるものであるはず。

先はわからないけれど、恋に落ちてみようとしているのでしょう。

楽しさと辛さを感じる恋の幕開け

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綻ぶ口元 隠された痣も
刻み込んで 幕が上がる

出典: カーテンコール/作詞:南雲ゆうき 作曲:南雲ゆうき

ここでは、恋愛における甘い経験や苦い経験を示しています。

恋愛で得られる幸せも辛さも心に刻み込んで、恋が始まるのです。

今までの経験から幸せばかりでないとは思っているけれど、それでも恋をしたいと思う気持ちが表れています。

恋に落ちて

春から新緑の季節へ