ここは『パラダイス・カフェ』
『パラダイス・カフェ』は、1996年10月18日にリリースされた24作目のオリジナルアルバムです。
この作品は、中島みゆきのこだわりが形になったともいえるアルバムです。
力強く生きている女、さみしそうな女、落ちぶれていこうとする男にエールを送る女。
時には強く、優しく、また時には猫なで声で語りかけるように歌っています。
そうやって中島みゆきのペースに巻き込まれていくうちに、ラストの曲へと導かれる。
そして、いつのまにかあなたは『パラダイス・カフェ』のカウンターにいる。
そんなアルバムです。
第6位『大吟醸』
ヒット曲満載のベストアルバム
『大吟醸』は、1996年にリリースされたベストアルバムです。
中島みゆきの初期のヒット曲がたっぷりと詰まった豪華盤です。
日本酒でいうところの『大吟醸』とは、米を磨きに磨いて醸造されたものです。
吟醸造りをさらに徹底させて醸していて、より一層華やかな香りが立ち、さらりと澄んだ酒質が楽しめます。
酒好きの中島みゆきがこのベスト・アルバムに『大吟醸』と名付けた理由がわかる気がします。
その名の通り、うまみがたっぷりと詰まった名盤となっています。
中島みゆきの足跡をたどるにはもってこいの作品。
おすすめです!
第5位『歌でしか言えない』
どっぷりとはまること間違いなし!?
『歌でしか言えない』は、1991年10月23日にリリースされた19作目のオリジナルアルバムです。
1曲目の「C.Q.」に度肝を抜かれますが、その後の楽曲は「ああ、中島みゆきだな」と安心できるものばかりです。
全体的に疾走感のある楽曲がちりばめられていて、気がつけば全曲聴いてしまっていたというアルバムです。
とは言っても、聞き流してしまうようなチープな作品ではありません。
さらりと流しているようでも、どっしりと心にのしかかってくるような言葉たち。
中島みゆきの持つ、独特な言葉の世界を体感できる作品です。
第4位『中島みゆきライヴ! Live at Sony Pictures Studios in L.A.』
貴重なライヴ音源
『中島みゆきライヴ! Live at Sony Pictures Studios in L.A.』は、2005年3月23日にリリースされました。
このライヴは観客のいないものです。
あんまり見かけない形態ですよね。
中島みゆきは、ほとんどTVに出演しません。
CDという形式ではない歌声を聴く機会は、ほぼ無いといっていいでしょう。
数少ないライヴ・アルバムは必聴の価値ありです。
第3位『寒水魚』
名曲「歌姫」収録。中島みゆき初期の名盤
『寒水魚』は、1982年3月21日にリリースされた9作目のオリジナルアルバムです。
「悪女」が収録されています。
しかしながら、全く別の曲のようです。
後藤次利アレンジのロック色を強調したアルバム・バージョンの「悪女」です。
でも、「悪女」が話題になったことだけがアルバムのヒットの要因ではありません。
やはり、このアルバムがベストセールスを記録した理由は「歌姫」の収録によります。
「歌姫」は、中島みゆきファンの中では圧倒的な人気を誇る名曲です。
優しく語りかけるように歌う中島みゆきの声に癒されること間違いなしです。
この1曲だけでも、このアルバムを聴く価値はあると思いますよ。