コレサワさんの「パープル」は切ない別れの歌!
ストレートでリアリティのある乙女心を歌った作品が人気を呼んでいる、コレサワさん。
今回紹介するコレサワさんの楽曲「パープル」も共感性の高い作品となっています。
「パープル」は、アルバム「コレでしょ」の中に収録されている楽曲。
両想いだけど、やむを得なく別れることになった切ない男女の物語を描いています。
別れの歌というと、ひたすら悲しくて絶望的なイメージを思い浮かべる人もいるかもしれません。
しかしこの楽曲では、前向きな気持ちで別れを受け入れようとする姿が描かれているのです。
大好きな人とお別れをすることになった時。
この楽曲を聴けば、きっと深く共感できるはずですよ!
紫のアネモネをテーマにしたMVが泣ける…!
「パープル」の歌詞解説をする前に、MVについて簡単に紹介します。
「パープル」のMVでは「紫のアネモネ」が大きなキーポイントとなっているのです。
MVの冒頭では、離れ離れに暮らすカップルの様子を描いています。
最初はそれぞれマイペースに生活をしていますが、途中から女の子の方に異変が…。
別れた恋人のことが恋しくなって、女の子は落ち込んでしまうのです。
そんな女の子のもとにやってきたのは、なんと別れた恋人でした。
再会を喜ぶ二人。
幸せを嚙みしめるように踊る2人の周りには紫のアネモネが咲き誇っているのです。
紫のアネモネには「あなたを信じて待っている」という花言葉がつけられています。
別れたとしても、いつかまた状況が変わって再会できることを信じている…。
そんなメッセージが込められたMVになっているのです。
以上の前提知識をつけた上でMVをチェックしたら、きっと感動すること間違いなし!
YouTubeで「パープル」のMVをチェックできるので、みなさんもぜひ視聴してみては!?
「大好きな人との別れ」を描いた切ない歌詞を徹底解説!
「パープル」の歌詞は、別れに対して前向きだと先述しました。
そこで気になるのが「なぜ前向きになれるのか」という点です。
大好きな人との別れに対して、この主人公はどのように考えているのか。
どうして未来を信じることができるのか。
そんな部分に着目しながら、この歌詞の解説をしていきます。
1番の歌詞から順番に解説していくので、この曲を聴く時の参考にしてみてください。
1番の歌詞
「声」だけど「肌触りのいい」!?
肌触りのいいあなたの声を
思って泣くにはまだ少し早いね
出典: パープル/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
「肌触りのいい」という言葉があるので、次に続くのは"何らかの物体"だと思いますよね。
しかし、物ではなく「声」という言葉がきており、冒頭から意表を突いています。
タオルやぬいぐるみといった肌触りのいい物って、つい触れたくなります。
つまり、常に身近に感じていたいほど「あなたの声」を気に入っているということなのでしょう。
彼氏のことが大好きで、彼氏の声を聞くことが当たり前だった主人公。
しかし、彼氏と別れたことにより、それすらできなくなったことが伝わってきます。
だから、泣きたい気持ちでいっぱいなのでしょう。
「まだ少し早いね」といっているので、別れてからまだそんなに月日が経っていないようです。
お互い独り身になった二人
(※)出会った頃と同じようにほら
また一人ずつ次の場所に行くだけ
出典: パープル/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
出会った頃は、お互い一人だった主人公とその彼氏。
そして別れた今、二人は再びお互い独り身になっています。
そんな様子を、ここの歌詞で描いているのでしょう。
「次の場所に行く」という歌詞にも注目してみましょう。
この二人が別れたのは、きっとそれぞれ別々の道を歩むことを決めたから。
学校や仕事などの関係で、泣く泣く別れを選ぶことにしたのでしょう。
「遠距離恋愛を続ける」という選択さえしなかった二人。
きっと新しい場所に行って本気で頑張りたいから、このような決断をしたのだと思います。
そう考えると、とても切ないですね。
主人公が涙を我慢したワケとは?
笑顔で手をふりたいから
ちょっとだけちょっとだけこらえた
出典: パープル/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ