彼氏と最後の時間を過ごした主人公。
本当は悲しい気持ちでいっぱいだったのでしょう。
しかし、ここで悲しい気持ちをあらわにしたら、彼氏に心配をかけてしまう。
そう思った主人公は、涙を一生懸命こらえて彼氏に別れを告げました。
そして、笑顔で見送ってあげたのです。
「自分はもう平気だから、向こうで頑張ってきてね」と彼氏に伝えたかったのでしょう。
お揃いの思い出があるから前向きになれる
おはようが聞けなくなっても
ちょっとずつちょっとずつ慣れるよ
思い出はずっとお揃いでしょ
出典: パープル/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
主人公が彼氏と一緒にいた頃は「おはよう」と、毎朝声をかけ合うことが普通でした。
しかし、今となっては彼氏の「おはよう」の声さえ聞けません。
とても切ないですね。
でも、主人公はそんな寂しい日常に早く慣れようと努力しています。
主人公が前向きに頑張れる理由。
それは「共通の思い出が胸の中にあるから」なのでしょう。
主人公と彼氏が一緒に過ごした日々は、どれもかけがえのない思い出です。
数々の思い出を通して、二人の絆はとても強くなりました。
だから寂しい時は思い出を振り返って、二人の絆は強いということを確認する。
それだけで、前向きに頑張ることができるのだと思います。
またいつか彼氏と恋がしたいと思っている
いつも思い出せるところに飾っとくよ
もし新しい場所であなたが変わっても
また恋をさせてよ
出典: パープル/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
「いつも思い出せるところに飾っとくよ」という歌詞。
これは「二人の絆を決して忘れないでいよう」といった意味が込められているのでしょう。
この主人公は、新しい場所で彼氏の考え方や価値観が変わるかもしれないと思っています。
しかし、それでもこの彼氏が再び近くに戻ってきた時は、また恋をしようと思っているのです。
それだけこの彼氏のことが大好きということなのでしょう。
2番~ラストの歌詞
彼氏に慰めてもらえない日々
(※ くりかえし)
声を張り上げた日々も
ちょっとだけちょっとだけ恋しい
出典: パープル/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
「声を張り上げた日々」とは、どうしようもなく悲しい日々のことを指しているのでしょう。
日常の中で失敗をしたり、落ち込むような出来事があった時。
今までだったら、彼氏がいつも近くにいて慰めてくれました。
しかし、今はもう慰めてくれる優しい彼氏はいません。
だから慰めてもらいたい日には、どうしても彼氏のことを思い出してしまうのでしょう。
不安だったとしても大丈夫
答えが無くてもいいんだと
ちょっとずつちょっとずつわかるよ
思い出はずっとお揃いでしょ
出典: パープル/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
彼氏と離れ離れの日々がスタートして、将来に不安を感じることもあるかもしれません。
しかし「不安を抱えたまま(=答えが無い状態)でもいいのだ」ということに薄々気づいています。
どんなに不安で寂しい日々が続いたとしても、自分には彼氏と過ごした大切な思い出がある。
その思い出が自分を支えてくれるから、今は不安でもきっと大丈夫だと思えるのでしょう。
彼氏の価値観が変わったとしても…
いつも思い出せるところに飾っとくよ
もし新しい場所であなたが変わっても
きっとあなたらしくて恋をする
出典: パープル/作詞:コレサワ 作曲:コレサワ
きっとこの主人公は、彼氏の考えや価値観などが変わってしまったとしても、
「それはそれで魅力的だ」と感じるのでしょう。
だから、新しい場所に行って彼氏が変わってしまうことにあまり不安を覚えていません。