愛してる、今も愛してる
愛してる、今も愛してる
愛してる、今も愛してる
愛してる
今でもあなただけを愛してる泣かないで
いかないで、ぼくの好きなひと

出典: two much pain/作詞:はっとり 作曲:はっとり

「ぼく」は必死になって、恋人に愛情を伝えます。

「ぼく」の想いは、当初から変わっていないことを強調しているかのようです。

しかし、恋人に「ぼく」の言葉は届きませんでした。

結局、恋人の涙は止まることがありません。

立ち去ろうとする恋人を、「ぼく」は引き留めようとします。

恋人が「ぼく」の呼びかけに応じて足を止めたかどうか、歌詞から読み取ることはできません。

2人の間には、修復が難しいほどの傷が横たわっていたのでしょうか。

誰の痛み?

最後に、曲名についても解釈してみます。

曲名「two much pain」は、2つの意味を持つと思われるタイトルなのです。

順番に見ていきます。

1, あまりにも大きな痛み

曲名の読みを片仮名に直すと「トゥー・マッチ・ペイン」です。

英語として正しく表記すると「too much pain」になります。

「too much」とは「過剰な、あまりにもひどい」状態を意味するフレーズです。

つまり「too much pain」とは、とても大きな痛みを意味しているのです。

歌詞から察するに、痛んでいるのは体ではなくでしょう。

思うように夢が叶わない「ぼく」は、傷つき、諦めかけているのです。

「ぼく」の心の痛みはとても言葉で表せるものではなく、意気消沈してしまっています。

2, 2人の痛み

もう1つの意味は、「two」に込められています。

英語で「2」を表す言葉です。

読み方は同じく「トゥー」なので、同音異義のタイトルと考えられます。

心に傷を負っているのは、「ぼく」だけではありません。

恋人も同じくらい、あるいはそれ以上に傷ついていたのです。

歌詞は「ぼく」の主観で固定されています。

恋人の心中は、「ぼく」の目を通して察することしかできません。

とはいえ、「ぼく」も歌詞の中で気づいているように、恋人もまた心に傷を負っているのです。

あまりにも大きな痛みを、2人の人間が負っている。

タイトルには、「ぼく」と恋人の心情が凝縮されているのかもしれません。

「マカえん」から目が離せない!

マカロニえんぴつ【two much pain】歌詞の意味を徹底考察!涙の理由とすれ違う愛を紐解くの画像

いかがでしたでしょうか。

今回は「マカロニえんぴつ」の楽曲「two much pain」を解釈しました。

音大出身のメンバーで構成された「マカえん」ワールドは、多くの人を惹きつけ続けています。

すでによく知っているという方も、まだハマり始めたばかりだという方も。

ぜひこの機会に、他の曲に触れてみませんか。

心に刺さる1曲が見つかるかもしれません!

「マカえん」ことマカロニえんぴつの「MUSIC」は、2017年12月にリリースされた1枚目のフルアルバム「CHOSYOKU」の収録曲。音楽そのものを表すこの曲の歌詞を解説します。

若者たちを中心に、幅広い層から支持を受けるマカロニえんぴつ。今回は「青春と一瞬」をご紹介します。青春をテーマにしたこの楽曲の歌詞が意味するのは一体どのようなものなのでしょうか。丁寧に解説していきます。

無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!

今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね