この事実に気づき始めた主人公に変化が訪れます。
いよいよ、革命の時がきたのです。
自分の力を信じることから、新しい変化を起こすことができるのではないでしょうか。
平穏だけど、無難にすごしていた日常。
自分には何もできない、と無力感さえ感じていたかもしれません。
何もできないというのは本当のことなのでしょうか。
もしかしたら自分の中にある力を、あると信じるのが怖いのかもしれません。
信じて動きだしてしまうとどんなことがあるかわかりません。
それは、怖いことでもあるのだと思います。
でも主人公はそんなことよりも動ける喜びの方が強いのではないでしょうか。
前へ!
夢を追いかけるなら
たやすく泣いちゃダメさ
君が教えてくれた
My Fears My Dreams
走り出せる
出典: My Revolution/作詞:川村真澄 作曲:小室哲哉
主人公は自分自身を励ましています。
いままで、こんなことはしたことがなかったのかもしれません。
彼は変われない自分に、打ちひしがれていただけだったのだと思うのです。
だから、自分で変わることができるという真実に気がついた時、喜びに変わったのでしょう。
そして今、自分自身が変化を目の前にして恐れている恐怖心は夢への第一歩ともいいかえることができます。
足がすくんでしまいそうになりますが、きっと大丈夫。
その恐れは夢の方角を指している証拠なのですから。
何もしないで時が経つのも、チャレンジして時が経つのも同じ時間。
だったら理想へ向かって歩き出そう、と背中を押される気持ちになります。
本当の君
落書き
感じて Heart Ache
笑顔が多いほど
ひとりの夜がツライね
わけあいたい
教科書のすき間に書いてた言葉 動き出すよ
出典: My Revolution/作詞:川村真澄 作曲:小室哲哉
主人公は気持ちが強くなった気がします。
大切な人を励ましているようです。
誰かに安心してもらいたくて、無理に微笑んでしまう時はありますか?
そんな時ほど、実は自分が辛かったという場合があります。
でもそれでいいのだと思います。
ただいつも安心させることばかりに気を使っていると見えない疲れも溜まってくるのではないでしょうか。
そんな時に主人公は、何気なく書いた走り書きを思い出して欲しいと言っているようです。
そこに、本当のあなたの心の声が隠されているかもしれないということなのではないでしょうか。
主人公は辛さを1人で抱えないでと優しくより添っているようです。
片隅で
ホームシックの恋人たちは
ユーモアだけを信じている
交差点では かけ出すけれど
手を振る時は キュンとくるね
たったひとりを感じる強さ
のがしたくない 街の中で
出典: My Revolution/作詞:川村真澄 作曲:小室哲哉
ここで街中の描写です。
せつない想いを抱えながらも懸命に生きている人々が描かれています。
主人公は目に映る光景から、明るいだけではなく裏にあるせつなさも感じ取っているようです。
誰もが、やりきれない想いを1つや2つ抱えているのかもしれません。
そんなことが街中を観察しているだけでもわかってくることなのだと思うのです。
しかしそれは悪いことではないのだと思います。
自分の痛みがわかるようになって初めて、他人の痛みがわかるようになるのです。
主人公は孤独を感じることで、大切な人の孤独を癒せるくらい強くなりたいと願っているのでしょう。
探していたこと
答え
求めていたい My Revolution
明日を変えることさ
誰かに伝えたいよ My Tears My Dreams
今すぐ
出典: My Revolution/作詞:川村真澄 作曲:小室哲哉
主人公はなぜ革命を求めていたいのでしょうか。
求めていないと、また元の日常へ逆戻りしてしまうからなのでしょう。
「誰かがやってくれるからいいや。」そんな風にボヤいている毎日は辛いです。
せっかく生まれたのだから、自分の生命を信じたい。
自分の力で未来を変えていきたい、そして変えられると信じている。
そんな風に主人公は思っているのかもしれません。
とてもまっすぐな若々しい感情に心打たれます。
夢への一歩を踏み出すには、孤独は欠かせないようです。
いつか大切な人と、夢を追いかける想いや怖さも喜びも含めて全部わかちあうため。
主人公はそんな想いまでもわけあいたい!と思うまで成長しているようです。