『路地裏の少年』

1976年のソロデビュー曲。浜田自身は売れると思ったそうですが、あまり芳しい結果は残せなかった楽曲です。不遇な中の楽曲は滋味深く後になってその良さが浸透するもので、ヒットしなかった理由が知りたくなるくらいの名曲。 HOUND DOGの大友康平のアマチュア時代にプロ転向の決意を促した楽曲だと言われています。

浜田省吾『路地裏の少年 (WE ARE STILL ON THE ROAD.)』

アヴェ・マリア

ハマショーの美声にいやされる人続出のこの楽曲、シューベルトの名曲『アヴェ・マリア』浜田省吾のテイストだとこうなる、という圧巻の一曲です。 彼がジャンルにこだわらず、音楽に魂をささげたということがわかります。クリスマスシーズンにピッタリの曲なので、冬になるとなんとなく耳にしている人が多いかも。

マイホームタウン

シングルカット16作目に当たるこの楽曲は、社会派との呼び声が高いものですが、その歌声から連想されるのはいつかどこかで見た景色、感じた気持ちに尽きます。これも不遇の時代の一曲。むしろ、メジャーな曲よりも、マイナーな曲の方が心に染みるものが多いですね。

なぜサングラスを掛けるようになったか。

浜田省吾と言えば、井上陽水とならび、外せないのはサングラス。ハマショーの愛用ブランドはRay-Ban(レイバン)だと言われています。どうして掛けるようになったのでしょうか?

これは自身がまだドラムを担当していた吉田拓郎のバックバンド時代、「ドラムは目立たないから」という理由でサングラスを掛け始めたらしいのです。目立つと思ったのでしょうか。

以降、メディアに露出を少なくし、なるべくサングラスを掛けた姿でアーティスト活動をすることで今のスタイルを確立したというわけ。

私が推測するに、サングラスが似合う鼻筋をしています。かっこいいです。案外、サングラスは外せなくなったのではないかと。サングラスを外して目を見せたらがっかりされた、というアーティスト、多いですから。

気になる歌詞をチェック!

歌詞を作るきっかけとなった背景がだいたい分かったところで、気になる歌詞を見てみましょう!

君の肩に悲しみが
雪のように積もる夜には
心の底から 誰かを
愛することが出来るはず
孤独で 君のからっぽの
そのグラスを満たさないで

出典: https://twitter.com/NewMusicBot_JP/status/920140320259547136

誰もが 泣いてる(I'm crying for you)
涙を人には見せずに(You're crying for him)
誰もが 愛する人の前を(He's crying for her)
気付かずに通り過ぎてく(She's crying for me)

出典: https://twitter.com/medianetes/status/924806333534105603

歌詞の本当の意味とは?

あえて歌詞を訳する必要はあるでしょうか? ――ないですよね。それくらい、悲しいときにこそ、他者の痛みとか苦しみが分かってやさしくなれるということなんでしょう。 人が悲しくなる瞬間は人それぞれ。自分が痛みを知ってこそ、相手の傷の痛みもわかるというもの。苦しい経験も、ひとまわり人間性を大きく、おおらかにしているのです。そう思えば、その瞬間の痛みや辛さは耐えられそう・・・・・・でもありませんが。

浜田省吾 『悲しみは雪のように (ON THE ROAD 2011 "The Last Weekend")』

浜田省吾は現在も精力的に活動している。