嵐の【二人の記念日】はこんな曲!
2020年に活動を休止する嵐。
愛される国民的アイドルとして音楽だけでなく、ドラマや映画、バラエティにと大活躍です。
彼らがこれまでに届けてくれた多くの楽曲は、ファンだけでなく、日本中に色んな想いを運んでくれました。
そんな彼らの楽曲の中から、今回は【二人の記念日】をご紹介します!
楽曲の中でも人気の高い、2005年にリリースされた【WISH】に収録されています。
しかも初回限定盤にのみ、収録。ファンは初回限定盤と通常盤を購入した人も多くいたことでしょう。
そして本楽曲は、とにかく「歌詞が良い!」と評判です。
今回はこの【二人の記念日】の素敵な歌詞に注目し、解説をしながら楽曲の魅力をお伝えします。
嵐ファンの方も、最近この楽曲を知ったという方も楽しんでいただけたら嬉しいです。
それでは早速参りましょう。
何の記念日?歌詞から紐解く2人の大切な日とは
本楽曲の登場人物は主人公と「君」です。
恋人同士であり、長く一緒に過ごしてきた2人だと考察します。
何かを待っている彼女と、やっと待たせるのをやめる決意ができた主人公の気持ちが歌われています。
彼女は何を待っていたのでしょうか。
その答えは歌詞を紐解いていくと見えてきます。
言い出せなくてごめん
言い出せないことがあるけれど
照れくさくて
忘れたわけじゃない
大切なことだから
出典: 二人の記念日/作詞: 安田信二、櫻井翔 作曲:安田信二
一緒にいる時間が長ければ長い程、言葉にするのが照れ臭くなることがあります。
付き合い立てのラブラブな時とは違って、一緒にいることが当たり前になっていると余計に。
この歌詞の主人公もそのようですね。
大切なことを言葉で伝えられないのは、2行目にあるように恥ずかしい気持ちがあるからです。
それではその「大切なこと」とは一体何のことなのでしょうか?
それは先に進むにつれわかってきますので、どんどん先に進みましょう。
待っているのもなんとなく気づいていた
もしもそれを待ってたなら
こんな僕を許してね
綺麗な瞳を見つめてたい
この胸がはじけそうさ 好きだよ
出典: 二人の記念日/作詞: 安田信二、櫻井翔 作曲:安田信二
ここでは、先ほどの「大切なこと」を君はずっと待っているのだということがわかります。
それは主人公にも分っていて、“わかっていたけど言えなかった”ということになりますね。
見つめ合う度に彼女の表情からは少し期待するような、不安げな気持ちが伝わってきたのでしょう。
彼女が何を待っているのかがわかるからこそ、4行目のように感じているのです。
ここではまだ何を待っているのかは明確になりませんが、ピンときた人もいるのではないでしょうか?
彼女がずっと待っているものとは、そう、プロポーズなのです。
もう長く付き合っていて、お互いがこれから先も一緒に居たいと思っているはず。
なのに彼は一向にプロポーズをしてくれません。
彼女はいつしてくれるのかなと、会う度に期待していたのではないでしょうか。
だからといってプレッシャーに感じることもなく、「結婚」は2人の中で自然なものになっていたのでしょう。
長く付き合っていると、なんとなく2人の間でそういう方向に進んでいると認識することができます。
それこそ、言葉にしなくともやんわりと将来について話すこともあったはず。
でもやっぱり、「結婚しよう」というプロポーズは特別な言葉です。
主人公は彼女がその言葉を待っていることさえも愛おしく、改めて「好き」だと感じているのです。
これからもずっと君のそばに
君との記念日が増えていく
白い冬の日も 君に出会った日も
今度のクリスマスも
忘れられない日になるといいね
二人の記念日に
出典: 二人の記念日/作詞: 安田信二、櫻井翔 作曲:安田信二
ここでは、これから起こることを示唆し、それが新しい記念日になると考えているのが分かります。
雪が降り、寒いだけの冬だったけれど、「君」に初めて会ったのも冬の日だったのでしょう。
この2人にとって“冬”は特別な季節なのかもしれません。
そして今計画しているプロポーズはクリスマスに、と思っているのです。
ロマンチックなシチュエーションが想像できますね。
新しい記念日がひとつ増えることを期待している歌詞です。