BAD HOPの生き様は時計を早回ししたように生き急いでいるように映ります。

彼らもそれは感じていることでしょう。

しかしBAD HOPとしてクルーを組んだ時点で覚悟を決めているのではないでしょうか?

退路は断つ。どうせ戻る場所は地獄と変わらない。

「YAGI feat. T-Pablow, G-k.i.d & Vingo」は黒魔術でお金を稼ぎまくる歌のように見せています。

しかしそれはただのメタファーでしょう。

血のにじみような努力は腹の底に隠し無邪気に楽しむ姿を見せる。

そのことで自分たちと同じ環境で育った子ども達に夢を与える歌なのだと解釈できるのです。

BAD HOPについてもっと知りたい!

BAD HOP【YAGI feat. T-Pablow, G-k.i.d & Vingo】を解説!の画像

BAD HOPを生みだした街川崎サウスサイド。

この街の実情を知ると彼らの紡ぐ歌詞がどれほどシリアスなものであるかがが分かります。

磯部涼氏が2017年に書き下ろした著書「ルポ川崎」

そこにはBAD HOPのメンバーへの詳細なインタビューが掲載されています。

もっとBAD HOPを、川崎という街を知りたい方にオススメの書籍です。

最後に

BAD HOP【YAGI feat. T-Pablow, G-k.i.d & Vingo】を解説!の画像

貧困地区から武道館公演を主催するスターへと成長を遂げたBAD HOP。

彼らにとって現在の地位は通過点に過ぎません。

BAD HOPは武道館のステージで聴衆に感謝を述べつつ熱く語ったそうです。

「もっと大きいステージに行きたい!」

「次はBAD HOPワールドで会いましょう!」

私は残念ながら武道館には行けませんでしたので又聞きですが...。

推察:「BAD HOPワールド」とは?

STOP TRYING TO BE GOD/Travis Scott

最新のヒップホップ事情を教えてくれるオンラインラジオ番組「INSIDE OUT」

そこで渡辺志保さんとDJ YANATAKEさんが語っていたのですが...。

彼らは「BAD HOPワールド」とTravis Scottの「ASTROWORLD」をかけたのではないでしょうか?

「ASTROWORLD」とはもちろんTravis Scottの最新作のタイトル

同時に彼の地元ヒューストン市にかつてあった遊園地の名称です。

2018年11月18日、Travis Scottは遊園地跡地でASTROWORLD FESを開催しました。

ASTROWORLD FESにはLIL WAYNEの他ヒューストンを代表するスターが数多く出演。

ヒューストン市はTravis Scottの名誉を讃え11月18日をASTROWORLD DAYに制定したのです!

武道館公演でBAD HOPは「Kawasaki Drift」の大合唱で締めて地元をレペゼンしました。

BAD HOPが川崎で大規模なフェスを目論んでいるのかは未だ謎です。

しかし彼らのファンにとって川崎は一種の聖地となったのです。

今後更なる躍進が予想されるBAD HOPから目が離せませんね。

初めてBAD HOPの音に触れる方におすすめの記事を紹介

BAD HOPについてもっと知りたい!

そんな方も多いのではないでしょうか?

OTOKAKEではBAD HOP関連の記事を多く取り揃えています。

まずはメンバー構成を紹介した記事をご覧ください。

「フリースタイルダンジョン」や「高校生ラップ選手権」などの番組により、ここ数年で一気にブームが加速しているHIPHOP。なかでも日本人離れしたスタイリッシュな楽曲とレペゼン川崎をフィーチャーしたハードコアなリリックで注目なのがBAD HOPです。今回はそのプロフィールを徹底解剖します。

今回の記事にも登場したBAD HOPのアンセム「Kawasaki Drift」。

ブルン!ブルン!と凄むYZERRが衝撃的に格好いい曲です。

「Kawasaki Drift」は彼らのライブでは定番曲!

歌詞の意味を知るともっとBAD HOPが好きになりますよ!

8MC構成という珍しい形式のヒッピホップグループ・BAD HOP。今回は、神奈川県川崎市出身の彼らが放つ「Kawasaki Drift」について見ていきたいと思います。

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