サカナクションのキーパーソン
山口一郎さんはサカナクションのボーカル&ギター、ほとんどの曲の作詞作曲を手掛けています。
つまりサカナクションのキーパーソン。そんな山口一郎さんのプロフを解説するわけですが……。
個人的に、同じ時代に生きる人の中で最も尊敬しています。
ファンのひとりとしてラブレターでも書く気分ですが、浮かれず、しっかり解説しましょう。
フォークソングとのつながりは北海道にあり
1980年9月8日生まれの山口一郎さん。
サカナクションは2005年(25歳前後)結成で、2007年(27歳)にデビューしています。
前身バンドはダッチマン。
ギター&コーラスの岩寺基晴さんも在籍していました。
それ以前に山口一郎さんは10代にして既にビクターの育成部門に所属していた経歴があります。
山口一郎さんの音楽的な土台となっているのはフォークソングと文学。
音楽を始めたきっかけなど、山口一郎さんのルーツは北海道にあります。
北海道・小樽出身
山口一郎さんは北海道小樽市の出身。
両親は小樽の富岡でメリーゴーランドという喫茶店を営んでいた。 父は岐阜県出身で後に小樽に移住。小樽運河保存活動に携わったことをきっかけに、小樽市議会議員を3期12年にわたって務めた。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/山口一郎_(歌手)
ご実家は、フォークシンガー友部正人さんなどの演奏が行われるライブハウス・木彫アトリエ。
フォークギターがあり、音楽が流れる環境で育ったわけですね。
フォークソングからビートルズやサイモン&ガーファンクル、そしてクラフトワークやYMOへ。
ロックやテクノにも音楽的な興味が広がっていったことになるでしょう。
影響を受けた文学は?
山口一郎さんは、お父様に連れられて古本屋に行く習慣があったそうです。
しかも段ボール箱持参の重量買いをしていたとか。1箱を1か月で読むように!との指示もあり。
読み終わるとお父様の段ボール箱と交換、それも読み終わると古本屋に売りに行くわけです。
そしてまた買うという繰り返し。お父様は身をもって読書の大切さを伝えたかったのでしょう。
山口一郎さんは宮沢賢治さん、太宰治さん、中原中也さんなどに影響を受けたそうです。
詩人では石原吉郎さん、俳句だと寺山修司さん、種田山頭火さんなど。
10代~20代前半くらいの多感な時期の読書が、文学的な歌詞の原点になっているのでしょう。
ロックと文学の融合
「アドベンチャー」
山口一郎さんの紡ぎ出す音楽は、フォークソングと文学が土台にあることがわかりました。
ただ、そこから発展して目指していることはロックと文学の融合でしょう。
Utopia 確かめるよ
繰り返すロックと本
混ざり合うかどうかを
出典: アドベンチャー/作詞:Ichiro Yamaguchi 作曲:Ichiro Yamaguchi