この上なくキャッチー
1度聞いたら忘れられない曲名
アニソンは必ずキャッチーでなければなりません。
アニメのOPとして流れる時間が1分程度に限られているからです。
その点【微笑みの爆弾】は非常にキャッチーさに長けているといえます。
風が吹き抜けるような独特の効果音から始まり、思わず口ずさみたくなるようなギターリフが印象に残りますね。
そして何よりも曲名が凄く強烈で、1度聞いたら忘れられないようなインパクトを持っています。
その威力は正に「爆弾級」と言っても過言では無いのではないでしょうか。
キャッチーの全てを詰め込んだような本曲は、アニメを初めて見た当時の視聴者を引き込むのに十分な力を発揮した事だと思います。
中川翔子がカバー
テレビなどでも好きなアニソンとしてよく挙げられる【微笑みの爆弾】。
2010年に中川翔子がカバーした事でも話題になりました。
彼女は幽遊白書の大ファンを公言しており、公式ブログでも度々幽遊白書について言及しています。
幽遊白書のOP、ED全ての作曲と歌を担当した馬渡松子のライブにも実際に足を運ぶなど、原作に対する愛が非常に深い事が窺えますね。
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中川翔子さんのブログです。最近の記事は「ちび太との約束(画像あり)」です。
その事は中川翔子バージョンの【微笑みの爆弾】を聴いてみても一目瞭然です。
原曲の歌い方に雰囲気が非常によく寄せられており、原曲歌手の馬渡松子や幽遊白書への強いリスペクトが感じられます。
原作愛が深い彼女の歌だからこそ、これだけ有名なアニソンのカバーでも世間に受け入れられたのかも知れませんね。
今もなお愛され続ける【微笑みの爆弾】。
孤独と戦っている
希薄な繋がり
都会の人ごみ 肩がぶつかってひとりぼっち
果てない草原 風がビュンビュンとひとりぼっち
出典: 微笑みの爆弾/作詞:リーシャウロン 作曲:馬渡松子
主人公は渋谷のスクランブル交差点の様な、人通りの多い場所を歩いていたのでしょうか。
そこで行きがう人とすれ違いざまにぶつかってしまったのが目に浮かびます。
おそらくぶつかって来た人物は謝る事もなく不躾に行ってしまったのでしょうね。
その人も都会の喧騒の中で忙しい毎日を過ごすうちに、いつの間にか心が疲弊してしまった犠牲者なのでしょうか。
その瞬間、主人公にはこの街が人っこ1人居ない寂しげな草原のように見えたのですね。
ぶつかっても謝らずに行ってしまう人と同じように、草原を吹く風もまた黙って肩を通り過ぎて行くのです。
広大な草原に1人立ち尽くす主人公。
さぞや寂しさを感じたに違いありません。
頑張った自分にちょっとしたご褒美を
どっちだろう泣きたくなる場所は
2つマルをつけてちょっぴりオトナさ
出典: 微笑みの爆弾/作詞:リーシャウロン 作曲:馬渡松子
悲しい事や辛い事に耐えた自分を褒めるというのは非常に大切な事。
しかし、努力や苦労はあまり他人からは見えません。
自分を1番理解し労ってやれるのは他でもない自分自身なのです。
そういった過程を繰り返し、少しずつ大人になる自分を主人公は実感しているのですね。
難しい仕事を1つこなすことが出来たのか、もしかするともっと些細な事なのか。
泣きたくなる理由に大小はありますが、何かをやり遂げて自分にご褒美をあげる主人公が想像出来ます。
愛の鞭と感謝
メチャメチャ苦しい壁だってふいになぜか
ぶち壊す勇気とPOWER湧いてくるのは
メチャメチャきびしい人達がふいに見せた
やさしさのせいだったりするんだろうね
ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・ます!
出典: 微笑みの爆弾/作詞:リーシャウロン 作曲:馬渡松子