灼熱の夏にダイビング 夜空彩るFireworks
君といればドーパミン 大放出サマー
苦しみも悲しみさえも 僕らなら乗り越えていける
出典: ENDLESS SUMMER/作詞:草川瞬 作曲:草川瞬・川口進・佐原康太
ラップで歌われる場所です。
「ダイビング」「ドーパミン」など、韻を踏んでいてかっこいい場面です。
MVの演出も力強いラップ調とぴったりで、灼熱・ドーパミン・大放出などと力あふれる言葉が並んでいます。
灼熱の「熱い」夏にまるで海に飛び込むかのようにダイビングし、夜空全体を彩る花火ならぬFireworks…
言葉の端々に力強さ、挑戦するかのような威嚇的な大きな態度がうかがえます。
夏だから、やってみよう!という印象を強く持ちます。
「君」「僕ら」という言葉が出てきますが、これは誰を指すのでしょうか。
このラップ調の雰囲気と灼熱というワードを見ると男性的な野性味のあるイメージです。
しかし恋や新たな挑戦のせいでドーパミン、つまりドキドキしているとも解釈出来ます。
もう少し見ていきましょう。
ともに高め合っていく
君と過ごす夏は ただ自由で
不自由だった昨日忘れられる
君とSummer time love
出典: ENDLESS SUMMER/作詞:草川瞬 作曲:草川瞬・川口進・佐原康太
歌詞''Endless summer''をきっかけに、サビへと移ります。
再び「君」が出てきましたが「love」があるので恋愛と考えられます。
恋愛ものの歌だと、駆け引きや繊細な心を表現したものは多い印象。
ただしここではバーンと前面に恋愛を打ち出すことはしていません。
冒頭から聴いていると、何人かの友達グループで遊びに来ているかのようです。
男女関係なく、友達グループで来ていて全力で夏を感じている最中。
そこに想いを寄せている子もいて、テンションが上がっているのかもしれません。
ファンからすれば、キスマイは生活になくてはならない大切なもの。
キスマイから見ても、ここまで成長出来たのはファンのおかげ。
ファンとメンバーが盛り上がっている様子を暗示しているようです。
互いに明るく助け合っていこうとも感じられます。
「夏」の意味とは
君と過ごす夏はただひたすらに自由で、不自由だった昨日を忘れられる。
昨日も夏だっただろうに…と突っ込まずにはいられませんが、ここから推測するとどうでしょうか。
歌詞に出てくる「夏」とは季節の夏を示すものではないかもしれません。
ともに仲間や好きな子と過ごす時間をいっているのだろうと考えられます。
仲間と過ごすかけがえのない時間は、キラキラと夏のように輝いています。
何事にも縛られず、遠慮し合う必要もありません。
自由がいっぱいで、楽しんでいると時間を忘れてしまいます。
「不自由だった昨日」は様々な想像が出来ます。
学校でのケンカ、学校の堅苦しい授業やルール、将来への不安、自分の劣等感など…
友達とうまくいかなかった昨日があっても、夏=ともに全力で過ごすかけがえのないひと時がある。
解放感あふれていて、素直に「ごめんね」「ありがとう」と言えるかもしれません。
言葉にせずとも、一緒に広大な海や空いっぱいに広がる花火を見てみる。
すると「こんなに小さな悩みだったんだ」と思え、笑みが自然とこぼれたという経験はないでしょうか。
笑顔で過ごせば、互いに言葉にせずとも「分かっているよ」と伝え合うことが出来るでしょう。
明るい未来へ誘い、連れていく
デビューから重ねてきた想い
重ねた軌跡が僕らを 今
輝く明日へ突き動かす Movin' on now
Alright 心配ない 掴んだ手離さない
Towards the future
出典: ENDLESS SUMMER/作詞:草川瞬 作曲:草川瞬・川口進・佐原康太
今までに一緒に年月を過ごし、重ねてきた思い出の軌跡がより良い、輝く明日へと突き動かす。
ただ動かすのではなく、「突き動かす」という言葉が強烈です。
ここでもためらわずに前へ進もうという意識が表現されています。
原点回帰がテーマである今作から考えると、これまでともにメンバーの重ねてきた9年間…
それが今、新たなステージへと迷わずに突き動かしていると読み取れます。
やる気に満ちたメッセージ
季節は移り変わっていくけど
僕らの夏は終わる事はない
Oh yeah 想像以上の明日を掴みにいこう
どこまでも続くこの道にゴールなんてない
出典: ENDLESS SUMMER/作詞:草川瞬 作曲:草川瞬・川口進・佐原康太
僕らの夏とは、かけがえのない時間や全力で素直に生きる、熱い情熱を持った心を指すと考えられます。
季節は変わっても、仲間との時間やともに楽しむ心や思い出は生き続けます。
消えることがない、というネガティブな言葉はここでは似合いません。
仲間や恋人とのかけがえのない時間はだんだんと薄れていったり、頑張って保ったりするものではない。
むしろ2倍にして明日へつないでいくんだ!という強いメッセージ性を感じます。
また「明日」「どこまでも続く」というワードも。
メンバーたちの無限の可能性を感じ、これからの活動に心がわくわくします。
私たちの生活に置き換えても、恋人や友達と重ね合わせると自然にポジティブになってきます。
大切な人と過ごす時間、キラキラと輝く笑顔は明日への原動力となるはずです。