パンチ溢れるサビに入っていきます。
So, so what?
I’m still a rockstar
I got my rock moves and I don’t need you
出典: So What/作詞:PinkMax MartinShellback 作曲:PinkMax MartinShellback
タイトルのso what?が出てきました。
和訳すると次のようになります。
それだから何なのよ?
私は今だってロックスターなんだから
ロック魂は健在、あんたなんて必要ないわ
出典: So What/作詞:PinkMax MartinShellback 作曲:PinkMax MartinShellback
冒頭でso whatの使い方について触れました。
ここでのso whatはまさしく、だから何なのさ、のso whatですね。
旦那が失踪したからってそれがどうした、大勢に影響はないね、という感じでしょうか。
ここでもうひとつ注目すべきは"自分はロックスターだ"と言っていること。
そしてそれを強調する"rock moves"つまり"ロック魂"という言葉です。
ロッカーがよく使う"ロック魂を見せてやる"や"人生はロックンロールだぜ"といったような表現。
感覚的なものなので説明は難しいのですが、心の奥底から湧き上がる熱い感情を表現したい時などによく使われているようです。
強いていえば、決して守りに入らず、攻撃的・挑戦的に生きるということでしょう。
自分はロックスターとしての誇りがある、だからそういう生き様を見せてやるわ。
そんな強気な女性像が、かなりこのロックスターという言葉に詰め込まれている気がします。
逃げた旦那への精一杯の嫌味
And guess what?
I’m havin’ more fun
And now that we’re done
I’m gonna show you tonight
出典: So What/作詞:PinkMax MartinShellback 作曲:PinkMax MartinShellback
畳み掛けるように何か叫んでいますね。
和訳してみましょう。
そしてどうなったと思う?
そうよ、私はこれまで以上に楽しんでるわ
私たちはさっき終わっちゃったのよ
それを今夜見せてあげるわ
出典: So What/作詞:PinkMax MartinShellback 作曲:PinkMax MartinShellback
私ひとりでも全然平気。
あなたがいなくたって十分に、いや一緒にいる時以上に楽しんでいるわ、と強調しています。
わざわざ言う必要もない、完全なる嫌味です。
でもそれを声高に叫ぶことで、逃げた旦那への怒りを発散しているのでしょう。
今晩は、だいぶ羽目を外すつもりのようですね。
あなたは何だったの?
I’m alright
I’m just fine and you’re a tool
出典: So What/作詞:PinkMax MartinShellback 作曲:PinkMax MartinShellback
旦那を例える言葉が辛辣です。
和訳するとこうなります。
私は大丈夫
全然平気、だってあんたはただの道具だったんだから
出典: So What/作詞:PinkMax MartinShellback 作曲:PinkMax MartinShellback
人が自ら私は大丈夫という時は、大抵の場合大丈夫ではありません。
彼女の場合は明らかに言葉の裏返しです。
何故そうと言えるのでしょうか。
歌の出だしを思い出してみてください。
"多分旦那は何処かに行ってしまった"と言っていましたね。
そこから、かなりの動揺を感じるからです。
それでも"大丈夫、平気"という強気な姿勢を見せるのは意地があるから。
その意地は、逃げた旦那のことを、道具でしかないんだとまで言わせてしまいます。
確かに家賃は彼女が払っていたようですので、よくあるケースの"男は金づる"という表現はできません。
なので、"道具"としか言いようがないのですね。
まぁ、都合よく使ってやったわ、と相手に向かって罵声を浴びせてやりたい境地なのでしょう。