冷めたNewリアリズム掲げた君の好物はきっと
アゲもアシもとられた なんとも無様で哀れな人の表情‼
もう制御不能・非常事態 まるで心あらずみたい
気持ちはもはや見当たんない Can you hear me?!
出典: Mr.現代Speaker/作詞:Taka 作曲:Toru,Taka
(君に俺の声が聞こえてる?)
最初の1行目を解釈するのはとても難しかったのですが、仮に大人のエゴとしましょう。
もしくは大人の子供に対するごまかし。
本当のことを言わないでそれをあたかも事実かのように振る舞う。
だけど、そうする大人は子供に揚げ足をとられ、無様な状態。
そんな、どこか怒りにも似た感情がはいってるのかもしれません。
”子供扱いしないでくれ”、”事実を伝えてくれ”。そんな風に解釈することができました。
自分たちじゃどうすることもできない思想やモラルにどうしていいかわからない。
そんなやるせない気持ちが伝わってくるようです。
人の本当の気持ちを感じ取ることができない世の中に警笛を鳴らしているのかもしれません。
今日もまた何もわからないまま
もう僕が伝えたい事なんて
日々の暮らしの中に詰まっていて
だけど見つけられず そうスルーして
また一日が終わっていくの…
出典: Mr.現代Speaker/作詞:Taka 作曲:Toru,Taka
本当に言いたい事なんてすでに誰にも見えるところにある。
それなのに誰も気が付かず、誰にも伝わらず毎日が過ぎてしまう。
そんないつまでもかわらない日常に嘆きさえ感じる内容ですね。
2行目の歌詞からは、十分すぎるくらい伝えているという気持ちが伝わります。
だからもっとよく考えて!
”僕”が何を伝えているか知る努力をして!
そんなメッセージもあるのではないでしょうか。
この歌詞の”僕”は作詞をしているTakaそのものだと思います。
Takaが音楽を通して伝えたい事は今までも多くの歌詞となって届けられてきました。
それでもまだ伝わっていないと思うことがあるのでしょう。
特に先述したように、両親の離婚がきっかけで書いた詩だとしたら…
両親に向けられたメッセージのような気がしてなりません。
生きづらい世の中を生き抜くには自分で人生を切り開いていくしかありません。
ONE OK ROCKは常にそうやって自分たちで未来を切り開いてきました。
それを今回も広く伝えてくれているのではないでしょうか。
1人で孤独を感じている人にとっては、よく似た現状が勇気をくれる歌詞だと思います。
ONE OK ROCKはまさに現代Speaker
言いたいことが言えるバンド
ONE OK ROCKは日本語と英語を調和させたストレートな歌詞が多いと思います。
英詩であっても、和訳して解釈することで見える世界がグッと広がります。
音楽を通して未来への希望や自分を信じる事、夢は叶うという事を伝えてくれるアーティスト。
そんな存在だと思います。
彼らが何を想い何を感じ、何をするのか。
ファンである私たちはずっとその背中を追いかけていきたいですね。
そしてONE OK ROCKが有言実行で叶えた夢、叶え続けている夢を見せてくれています。
多くの人が彼らの言葉に耳を傾け、意味を理解し、自分事として明日へ繋げるのだと思います。
現代において誰もが思っているけど言えないことを伝えてくれるスピーカー。
彼ら自身がまさに「Mr.現代Speaker」だとは思いませんか。
最後に
いかがでしたか?「Mr.現代Speaker」からあなたは何を感じましたか?
ご存知の通り、ONE OK ROCKは今や世界が認めるロックバンドとなっています。
30代も前半になった彼らは風格さえ持ち合わすアーティストになりました。
日本国内における活動から拠点を海外に移したことで音楽性にも変化が。
これまでのメロディックなロックサウンドから海外ウケもするオルタナティヴ・ロックへ。
当時は、音楽性が変わったこともファンの間で話題になりました。
ONE OK ROCKは有名になる前から海外での活動を視野にいれてきました。
彼らは常に世界に目を向けていたのです。
新しい音楽を生み出すこと、そしてそこには必ず意味のあるメッセージがあります。
それがONE OK ROCKの音楽が支持される理由の1つではないでしょうか。
薄っぺらで上辺だけのただの「コトバ」ではなく、その言葉にしっかりと意思がある。
そんな歌を彼らはこの世に多く誕生させています。
そして私たちは、彼らから学ぶことが多いことに気が付くのです。
やりたいことを本当にやることができる人というのは、自由なだけではありません。
彼らは”自分達のやりたいことをやっている”という意識の高さを持ち、常に努力をしています。
私たちは、これを忘れてはいけないのです。
ONE OK ROCKの音楽が変わったり、ONE OK ROCKらしくないと思うこともあるでしょう。
それでも私たちファンは、彼らの新しい音楽についていきたいですね。
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